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2007.1.29 | >TOP | |
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リーダーシップ | ![]() |
私とサリーは朝起きてから夜寝るまで、だいたい二人で行動を共にしています。 行動を共にするといっても、何かをするときはどちらかが先に行動を起こすのですが、きょうはそのことを思い出しながら、どちらがリーダーシップをとっているか確認してみたいと思います。 朝起きて真っ先に庭に出るのは、玄関の履物をくわえて飛び出すサリーです。私は居間で大きな伸びをしてから、やおら庭に出るのです。 これは単に年齢から来る行動力の差で、どちらが先に庭に出ることをリードするいうこととは違うと思っています。 庭に出てからは先ず私が用足しをします。サリーはそれを見て、庭のあちこちをうろついてから用足しをしています。 サリーに言わせれば、これも年齢から来る単に用が近くなっただけで、リードする行動とは無関係だといいます。 庭から原っぱに降りるのは、これは不思議と私が先だったり、サリーが先だったりします。 これはその時々に応じて、どちらかがリードしているのでしょう。 原っぱに下りてからの行動はそれぞればらばらですが、私が匂いを嗅いでいると必ずサリーが飛んでやってきます。その点では、原っぱでのリーダーシップは私が取っているといってもいいでしょう。 主人がいうには、私は日常生活での鼻の利き方はサリー以上だろうといいます。サリーに言わせれば、私はいつも食べ物を探しているのでそう見えるのだといいますが、本当のところ大正解です。 一緒に散歩するときも、私のペースで進みます。これは歩き方が遅いというのでなく、どうしても私が匂いを拾うので、サリーも一緒になって鼻を突っ込んでくるからです。 一人づつの散歩だと二人とも主人に合わせて脚側行進できるのですが、一緒に散歩するとどうしても匂いを拾いながら歩くことが多く、主人からいつも叱られます。サリーは私のお陰でいつも割を食ってしまうと嘆いています。 主人は私達がなかなか動かないと、業を煮やしてリードを離し一人で先に歩いていってしまいます。 置いてきぼりを食らって、先に主人の側に走って行くのはサリーです。そんな時私はサリーに引っ張られながら走るので、傍目から見ると真にみっともない光景です。 主人が庭で私達の相手をしようと玄関先に座り込むと、サリーはすぐさま主人に覆いかぶさるようにじゃれつきます。主人は喜んで後ろにひっくり返り、ヒャ〜ヒャ〜言いながらサリーのなすがままにしています。 私はとてもそんなことはできず、主人の側に座って騒ぎが収まるのを待ってます。一区切りつくと、やおら私は主人の腕の下に頭を突っ込んでじっとしていると、主人は頭やほっぺを叩いてかまってくれます。 これは私にしてみれば、サリーが単にずうずうしいだけだと思っているのですが。 庭に出されて放っとかれたとき、私とサリーはそれぞれ違った行動をとります。いずれも家の中に入りたいとアッピールするのですが、私はベンチの上に乗ってヒーヒーと鼻鳴きをして訴えます。ときどき窓をこつんと叩かれて、うるさいと叱られることがあります。 サリーは玄関の扉のガラス越しに中を覗き込んでは、早く入れてくれないかなと目線で訴えます。 サリーがいない頃は、この覗きガラスで中を見ながら、左の前足で扉を叩いていたことを思い出します。 庭に出された場合は、二人して家の中に入りたいと共同作業で訴えていることになりますかね。 最後にこれだけは、私とサリーとでは全く反応が違います。庭にいて前の道路や原っぱに人が来ると、私は様子を伺うだけですが、サリーはけたたましく吠えるのです。 単発で吠えるときは結構威嚇するように聞こえますが、連続して吠えるときは声が裏返ったように聞こえ、あまり迫力がありません。 サリーが吠えても、私は吠えたことはありません。一度じっくりこのあたりのサリーの気持ちを聞いてみたいと思ってます。 サリーはどう思っているか知りませんが、私とサリーの間ではどちらがリーダーシップをとるかといったことはありません。 ただ一つ言えることは、サリーは私のことを尊敬していないだろうということです。これは多分に、主人と私の関係を観察してのことだと思っていますので、是非この点は主人も考えて欲しいものだと思ってますです。はい。 |
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