2005.8.15 >TOP
お盆休み



旧盆ということで、あたりも何となく静かな気がします。そう思って散歩の時に気をつけていると、区画整理で色々やっている道路工事や、家の立替の工事の音がしません。お盆休みということでしょうか。

私達には主人を選ぶことはできませんが、歳をとった主人を持つと、世の中夏のレジャーシーズンというのに何処に行くわけでもなく、全くいつもと変わらず静かなものです。
そんな毎日なので特段変わったことが起きるわけでなく、ゴロゴロと横になって過ごす毎日です。

気晴らしに庭に出た時は、海に行ったり川に行ったりした数少ない楽しみを思い出しながら、ぼんやりと日陰で過ごすことの多い毎日です。
と思って見てくれるのは主人達だけで、別にもの思いにふけっている訳でなく、ただぼんやりと横になって時の過ぎるのを待っているつまらないポーズなのであります。

居間に戻ってみると、お母さんが梨を美味しそうに食べています。私は少しはなれたところからお母さんの様子を伺っていましたが、サリーは積極的にお母さんの傍にへばりついています。
「サリー、いけない!」 と主人の声。サリーはすごすごと隅の方へ退散しかけると、「サリー、グ〜」 と主人の声。
何を思ったのかサリーはまたお母さんの傍へやって来ました。岡目八目、私は主人の「グ〜」はサリーにとってみれば、お母さんの傍に居ていいよと言っていると思ったに違いありません。
「サリー、ノー」。 サリーはまたすごすごと居間の隅へ退却。こういう試練を積んで、サリーも私のように達観してくるんだろうな〜と思いながら、眺めていたのでありました。
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