’00.12.10

朝、食事が済んで庭で何もすることがなければ家の中にすぐ入ります。何かすることがあるといっても、別に特別な事をする訳でもありません。玄関の横の壁に寄りかかって日向ぼっこをするか、ベンチの上に乗ってじっとあたりの様子を伺うか、フェンスの近くで奥の原っぱをじっと見ているかです。
奥の原っぱは近所のワンちゃんがきて楽しく遊んでいる事が多く、その様子をじっと見ているのも楽しいもんです。
わたしも時々リードを外してもらい原っぱで遊ぶことがありますが、他のワンちゃんの落し物を食べるので最近は自由にしてもらえません。
庭のフェンスから見た奥の原っぱ。今日はワンちゃんはいません。

家に入りたい時は、前足でとんとんと玄関の扉を叩きます。内から扉が開き、普通は「ハウス」の声でスッスとゲージに入るのですが、休日はちょっと考えがあって「ハウス」と言われたら玄関の隅に座ることにしています。なぜって、リビングの暖房床マットへ行きたいんですもの。

床マットの上でひとしきり時間を過ごした後、1日中でもここにいたいのですが、何故かゲージへ戻れと言われます。
「ラム、おいで。・・・・ハウス」お母さんに言われしぶしぶ玄関までは行きますが、叩きには降りないでじっと座り込みます。だって、まだ居たいんですもの。そうするとお母さんの手がすっと下駄箱に伸びます。
だめだ、体が動く。私の意思に反して足はゲージの方へ、そしてゲージの中で座って下駄箱の中から取り出されるおやつを待ちます。ああ、いつまでたってもわたしは意思の弱いこなんだ。
外は師走とかで騒がしくなりましたが、ゲージの中はいたってのんびりした時間が過ぎています。