’01.8.16

8月も半ばを過ぎました、昼間はどんなに暑くとも朝夕はオヤと思うほどひんやりした気配を感じます。わたしも5才を過ぎて、周りの様子、特に季節の移り変わりなんかは敏感に感じるようになりました。
そして時々主人が説教する訳でもなし、独り言を言うでもなし、わたしに話しかけてくれるので人間社会のことも耳に入ります。きょうも日が落ちてから、小さな庭のベンチに座って主人の話しを聞かされました。ポーズは主人の膝に前足を乗せた何時もの姿勢、さらっとした風が左の原っぱから右の路地に向けて抜けて行きます。北東の風です。

千葉の今年の夏は、6月に梅雨らしい雨が結構降りましたが、7月になってからは空梅雨、猛暑が続きました。いつ梅雨が明けたかも分からない内に真夏に突入、そしてこの暑さも7月に使い果たしたようで、8月に入ると秋を感じさせるような天気になりました。
このところの暑さは、ホントに残暑と言う感じです。散歩の途中で見る稲はもう穂を垂れています。しかし見る感じ中身が軽そう、本格的な手の十分入った田圃ではないのでなんとも言えませんが、こんな今年の天気なので作柄は余り良くないのかもしれません。

主人は仕事で県内を車で回ることが多くなって、こんなに山の緑と農地、とりわけ稲作が盛んだとは知らなんだと言うのです。房総半島は東京湾と太平洋に挟まれて、工業と漁業は想像できますが、肝心の真中を見落としていました。大した高い山が有るわけでもなし、林業と農業が栄えないわけがありません。
そういえばお母さんがお米を新潟米から千葉産に代えたら、10kで千円も安いのにかえって美味しくなった喜んでたのを思い出しました。今年は、わたしは海に行けたし主人達は美味しいご飯を頂けるし、千葉をすっかり見直す夏でもありました。

そしてこのところお邪魔するドッグカフェで、ほかのワンちゃんたちと一緒にいると、わたしも主人達も比較してわたしを見る機会が増えて、今まで気がつかなかったわたしのことが発見できたように思えます。小さなワンちゃんから大きなワンちゃんまで、多くの種類の仲間が身近にいることを知り、これは驚きでした。発見した中身は、また別の機会にお話することにしましょう。
涼しい風に当たって、少しからだが冷えてきました。原っぱの虫の声も勢いを増してきたように思えます。