’02.5.1    .

月が変わって早5月、散歩の時見かける苗床も成長して、田植えを待つだけとなりました。
悲しい知らせを聞いて、今日は少しブルーな気持です。わたしの大好きなお隣のひかる君が死んじゃったのです。16才の柴犬のお爺さんでしたが、十年来のお付き合いで、会うといつも飛んで行って遊んでました。最近は痴呆が進んで夜昼となく吠えていましたが、悲しいです。

夕食が済んで一休みした夜の8時ごろ、サリーもサークルの中で目を覚まし、出たいとしきりに柵に飛びつきます。大体いつものパターンですが、最後の用足しも兼ねて二人して庭に出してもらいました。
その後、これもいつものことですが、サリーだけ庭に残って主人としつけの勉強をしているようです。わたしだけ一足先に家の中に入れてもらい、ソファーで早々と横になるのです
居間に戻ると、テーブルの上はこれから帰ってくる上の兄さんの食事が置かれていました。お母さんは奥の部屋で片づけをしているようで、居間にはだれもいません。

「ラムは?、な〜んだテーブルの下で寝ているのか」
「お父さん、テーブルの上の餃子食べました、たしか4コあった筈なんだけど」
「いいや、食べないよ・・・。まさか、今までそんなことは1度もないんだけどな〜。まさか。ん〜ん、最近は食事の量も減っていて、お腹すかしているみたいだから、ありうるな〜」
わたしはテーブルの下から上を見上げていましたが、主人と目が会ってしまいました。目を逸らす訳にもいかず、そのまま主人の目を見上げていましたが、主人の手が頭に触れました。

「サリーの残っていた上の牙もとうとう取れたみたいだ。前に抜けた所からは大きな大人の牙が出てきてるみたい」 「ラムもスマートになったみたいだからまたフードを変えて見ようかな〜、これくらいのラムの方がラブらしくっていいよ」
主人は手を頭の上に乗せたまま、一人お母さんに話し掛けていました。よかった、ブルーライト・サリー。