’02.7.15

きのう、今日 強い南風が吹き荒れています。強い日差しの上に湿った南風が体温を上昇させ、じっとしてても息使いが荒くなります。黒いサリーは舌を引っ込める暇もありません。
そんな天気なので、散歩は朝早くと夜、日が落ちてからにしています。しかし、きのうの朝の散歩はまたまた失敗してしまいました。
わたしは散歩の途中ではトイレはせず必ず庭ですることにしていますが、きのうは散歩の前に用足しをするのを忘れたため、家を出て間もなく帰りたいモードに入りました。足をふんばって動かなくなるのです。主人は又かって顔をして、ぶつぶつ言いながら家へ戻ってくれました。
庭に戻って用足しをしている間に、主人はサリーだけを連れてまた散歩に行ってしまいました。かなり熱くなっている様子です。

今朝も散歩に出掛ける時間ですが、庭にはサリーのモノだけがあってわたしはまだもよおしません。今日も朝から強い風が吹いています。
庭に出てきた主人がサッカーボールをわたし達の中に投げ込んでくれました。いつものようにサリーとボールの奪い合いです。しばらく遊んでいましたが、たんま、もよおしてきた、わたしはボール遊びを止め庭の隅に行って思いを遂げたのであります。
「ラム、じゃ〜散歩に行こうか」 わたしのモノを片付けながら主人が言います。体を動かすともよおすことは分かっているのですが、何だか主人にすっかり見透かされている思いです。

今朝は花見川の片側を往復するミニコースです。途中花見川に通じる農道にやって来ました。田圃の稲はいつの間にかすっかり成長しています。背丈は40センチから60センチ位に伸びています。8月の終わりにはもうたわわな実を持って、収穫の時を迎えることでしょう。
風が音を立てて渡ります。まもなくやって来る台風のもたらす風が、音を立てて通り過ぎて行きます。田圃一面にしっかり育った稲が風になびいています。背丈の低い稲は全体が右に左に揺れてますが、背丈の高い稲の田圃は波のようにうねりながら揺れています。それも全体が揺れるのではなくって、風があたかもそこを渡って行くように手前から奥へとすーと揺れが通り過ぎてゆくのです。音を立てながら、稲をゆらしながら風が渡って行きます。
こんな不思議な光景にみとれていると、いきなり前に引っ張られました。まだまだこんな不思議な光景に興味のないサリーが、先を急ぐように引っ張ったのです。明日は本格的に台風がまたやってきそうです。