’02.9.9

この2、3日千葉は雨模様の天気で、涼しい日が続いています。
せっかく刈り取られた稲も、逆さにつるされたまま雨に打たれて脱穀できないでいます。すずめ達にとっては好都合らしく、曲芸まがいに稲にぶら下がっては稲穂をついばんでいます。

わたしもサリーもまた毛の抜けるのが激しくなって、主人は毎日掃除機を持ち出しては家の中に溜まった毛を吸取っています。
わたしは床に寝ていて、掃除機がそばの床を吸取って行っても平気なんですが、サリーはそうはいかないらしく、掃除機が唸りを上げ始めるとどうも落ち着きません。あっち行ったり、こっち行ったり、そのうち吸い込み口に噛みついて、ほっぺをブルブル吸われてびっくりして飛んで逃げて行ったり、なんとも騒がしいことです。

主人が庭に出てわたし達の毛をすいてくれるのですが、これがまたサリーのお陰で落ち着きません。今やサリーに占拠されてしまった小さなベンチが、格好のトリミング台になって毛をすいてもらいます。
主人がブラシを持ってくると、サリーはジャンプ一番ベンチの上に跳んで乗って、ブラッシングしてもらうのを当然のように待っています。
一通り終わってわたしの番になっても、なかなかベンチから降りようとしません。主人が強制的に降ろしてわたしと交代させるのですが、わたしのブラッシングが始まると、決まってわたしと主人の間に入り込んでくるので始末が悪いったらありません。
しかたなしにサリーも乗った状態で毛をすくと、風に乗った私の毛がサリーの顔にかかります。黒い顔に白い毛がまとわりついて、何とも情けない顔になるのですが、本人はいたって平気です。

掃除機もわたしが平然としていることもあって、サリーも恐れる様子はありません。トリミングもわたしがこのベンチの上でじっとしているのを見て、何時の間にかわたしの真似でブラシをもってくるとベンチにあがるようになりました。
どれだけわたしがお手本になっているか、サリーは分かっているのかしら・・・な〜んて愚痴を言うのは年を取ったせいかしらね〜。