’99.12.11

「ワーヨウ」いつもの朝の挨拶から一日が始まります。今朝もさほど寒さを感じないいい天気です。 主人との挨拶も形通りすませ、庭へ出ました。

突然わたしをすわらせ、盛んに口のあたりに手をやり何か言っています。 「ラム、こっちを見て」。何を言ってるんだ。食べ物でもくれるのかな。 じっと手のほうを見ていましたが、その時「ピーピー」とヒヨドリの夫婦が、残り少なくなったもちの木の実を食べに来ました。 わたしはそちらのほうを気を取られ、眺めていました。それは一瞬のことと思っていましたが、いきなり主人は、 「ラム」と大きな声でわたしを呼びます。

そばにいて座っているのに、そんな大声を出してわたしを呼びつけなくてもいいのに。 そんな気持ちで主人を見ると、わー、何と厳しい目でわたしのことを見ているではありませんか。

やばい、そっと主人から目をそらせ、あらぬ方向をみていたところへ「ラム、こっちを見て」、今度はアッパーカットと共に大声が飛んできました。
「おまえ、いつからアイコンタクトができなくなったんだ」”アイコンタクト”・・・・聞いたような言葉だな〜。

わたしは最近すっかり上の兄さんと意気投合して、それこそ飛んだり、はねたり、かんだり自由奔放に遊んでいます。 「ラムちゃん、かわいいちゃん」なんて言われながら遊んでくれるので、すっかり有頂天になってしまうことがあります。

そう言われてみれば、そんな延長線でここのところ過ごしていたかもしれない。自分からの行動でなく、人間に従う生活行動・・・・忘れてた、まずい。