日記384

’０３．７．２９

梅雨明けしない関東は、今日もまたはっきりしない空模様。ただ気温だけはいく分高いようで、じっとしていてもじと～と汗をかくような天気です。
きのう田圃の稲を見ると、ちらほらと穂が出てきて花をもっている稲があります。畑の向うの森からは、申し訳なさそうにミ～ンミ～ンと途切れ途切れにセミが鳴き始めました。夏を待ちきれない生き物たちは、遠慮しいしい活動しています。

その点、遠慮のえの字もないのがサリーです。手持ち無沙汰になると意味もなくわたしの首筋に噛み付いてきます。訓練所から帰ってきてしばらくは大人しかったのですが、今では前と変わりません。
わたしもしばらく忘れていたガウガウを思い出して、向かってくると声を荒立てて応戦します。相手にしないでいると、前足でわたしをおちょくるようにちょっかいを出してくるから始末が悪いったらありません。そんなサリーとの生活も、一日の大体のパターンができてきました。

朝５時半にケージから出るとまづ裏の原っぱに出ます。原っぱでサリーはもっぱらボールを追っかけています。わたしはのんびりと草を食んだり匂い嗅ぎをしてふらふらしてますが、時たまサリーが体当たりしてくるので油断がなりません。
６時には二人して朝食、その後は居間でゴロゴロです。１０時頃になると、サリーは主人とどこかへ出かけます。１１時過ぎに帰ってくると、また二人して居間でゴロゴロ、午後の３時頃になるとサリーはこのゴロゴロの限界のようで、主人に相手になってくれ～の催促です。
梅雨の明けない今時は、午後の３時でもそう暑くなくて裏の原っぱでボール遊びができますが、遅ればせの夏がきたらこの時間の過ごし方が問題です。
そんな対策ではないでしょうが、原っぱに降りない時は庭でわたしとサリーのバトルが始まります。ボールの奪い合いや綱引きで、主人がわたしにけしかけるものですから、ついテンションが上がってサリーとやりあうことになります。
４時には夕食です。夕食が終わって２時間くらいは、庭で遊んでいます。午後の６時には居間に上げてもらいゴロゴロしてますが、そのうちに大の字になって二人して寝てしまします。
８時ごろになると主人から起こされて、ケージの中に入って本格的な睡眠、そしてまた朝の始まりです。

何も無い時の一日はざっとこんな様子ですが、朝のうちサリーが主人と出かけて何をしているのかまだ見たことがありません。まあ、訓練の真似事みたいなことをしているのでしょうが、一度見てみたいものです。