’03.9.30

朝は5時半頃から散歩に出掛けると決めているこの頃、だんだんお日様の上がる時間が遅くなってきて、まだ明けきらないうちに家を出かけます。出掛ける前に二人とも用は庭で済まします。
わたしの場合は簡単で、散歩の出発になっても出ない時は、主人が路地に投げたボールを走って取って、庭に戻ってくると催すという仕掛けになっています。

散歩の時間は、これも最近の主人の気まぐれで、4キロ1時間の花見川一周フルコースだったり、ハーフコース30分だったりします。
今日はハーフコースでした。帰り道の農道で急に立止った主人が、口に指を当てて静かにするように促しています。田圃の向うの家のテレビのアンテナに、百舌が止まって鳴いています。
キーキーキーという変哲もない鳴き声の後、ジュルジュルという聞きなれない鳴き方をしています。百舌は名前の通り何種類かの鳴きまねをするらしいのですが、それが聞けるかもしれないとわたし達に静かにするように立止ったようです。
稲刈りの終わった田圃には、相変わらずすすめが群れをなして餌を探しています。さて、どんな鳴き声をするかわたし達もじっと立止っていましたが、今度はヒヨドリが屋根の上をかすめて飛んで行きました。
鳴いていた百舌は、ヒヨドリの後を追うようにして飛び立って行きました。ということで、残念ながら百舌の鳴きまねは聞けず仕舞いで、家へと向かいました。な〜んだ〜。

家の近くに来て、行く時には気がつきませんでしたが、金木犀のいい香りがしています。夕闇迫る頃の香りと決めていましたが、朝もいいものです。今年ももう残り3ヶ月になってしまいました。