’03.11.14

今日は朝からいい天気です。晩秋のこういう天気を小春日和というのでしょうか。そんな暖かな日を浴びながら、今日は思い切ってサリーに注意してやることにしました。

最近サリーは庭に出ているとき、原っぱに向かって、あるときは表の路地に向かってよく吠えます。わたしは全くと言っていいほど、吠えたことがありません。「ラブは吠えなくていいですね」なんてご近所から言われているのに、これでは台無しです。

原っぱに向かって吠えるのは、ドッグランもどきに他の犬が散歩にやってきた時です。サリーにとっては、このドッグランもどきも自分のテリトリと思っているのかもしれません。
表の路地に向かって吠える時は、特に帽子を被った人に吠えることが多いようです。ガスや水道の検針員さんには、どういうわけか必ず吠えます。
そしてもう一人、この路地に住む帽子を被ったおじさんにも必ず吠えます。そのおじさんは頭が薄くって帽子を被っているようで、ぶらぶらとこの路地を歩いて回ることが結構あるようです。
ある時は、あまりサリーが吠えるので主人が出てみると、いつもの路地のおじさんです。主人は大層恐縮して、サリーをその方のところに連れて行って謝っていました。サリーもその人の傍に行くと、何時ものうなぎ踊りをしておあいそを吐くのです。
「どうも申し訳ありません」「いやいや、歓迎してくれているんでしょ」

それに懲りずに、そのおじさんを見ると吠えるので、きょうはそっとサリーに教えてやりました。
「あのおじさんはお酒の席でお話をすることが好きで、いつぞやは親戚の犬に吠えられて、散々悪口を言っていたそうだよ。サリーのことも、中上っちの黒いバカ犬は、俺を見ると必ず吠える。とんでもない犬だ」
と言われているかも知れない。主人の手前、あの人には吠えない方がいいよって。