’04.2.28

2月も今日で終わりかと思っていましたが、今年はオリンピックの年、29日まであるんでした。得をしたのか、損をしたのか。

このところ2回ばかり、花見川に通じる農道で雉を見かけました。色がきれいなのできっとオスでしょう。もの好きな主人は、飛ぶ姿が優雅なはずだと雉目掛けてダッシュしましたが、頭と長い尻尾を上にもたげて、飛ばずに駆けて茂みの中に消えて行きました。
そういえば、川沿いの茂みで時々ケン、ケンと鳴いていましたが、今その茂みにホームレスの人が青いテントを張って住んでいます。住処を失った雉が、近くを放浪しているんでしょうか。

夕方の日が暮れるのも、随分と遅くなりました。5時前には夕食をするのが習慣になっていて、最近は夕食をしてもまだ明るいので、その後の時間をもてあましています。
もっとつらいのは、夕方の散歩が終わって、4時頃から夕食をするまでの小一時間の間は、食べ物命のわたしにとっては忍の一字です。

習慣としては、4時くらいから主人が台所に立つので、食餌は一区切りついて主人の手の空いた後ということですが、この時間が実に長いのです。いや、長く感じるのです。
わたしとサリーは居間の思い思いの場所で、休んだ振りをしてチッラ、チッラと主人の様子をうかがっているんですが、どうも主人も、わたし達の様子をうかがっているふしがあるんです。

サリーは黒いので、目を開けてるのかつぶっているのか定かではありませんが、わたしは目が大きいこともあって、よく主人と目が会います。会うとまた寝た振りです。

そんなことを見透かされているかのように、一区切りつくと主人は大声で 「行こうか〜」 と言います。
はじかれたように飛び起きては、最大限のお愛想を振り撒いて、玄関に素っ飛んでゆきます。嗚呼、なんとも悲しい性ではありませんか。