’04.3.19

春めいた陽気が続いて桜もすっかりその気になったら、一転強風と寒気がやってきて、おまけに雨まで降ってさんざんな天気でした。
きょうは日が差していくらか暖かく感じますが、風は相変わらず冷たいです。久しぶりの雨で、北風や南風に舞い上がっていた砂埃も落ち着いて、裏の原っぱの雑草も一層元気になったようです。

わたしとサリーの運動メニューも、朝の散歩や原っぱで一緒に遊ぶほかは、サリーは主人と自転車で走るなど別メニューになっています。
一緒に遊ぶきょうの原っぱは、適当に湿り気もあって走って回るにはいいコンディションです。もっとも走って回るのは、いつもの通りサリーだけですが。
ところが、わたしにとってもうれしいことがありました。冬の間は食べられなかった新しい草の芽が、思う存分食べられるようになったことです。

草ばかり食べるわたしを見ていた主人は、わたしとサリーを呼び寄せました。手にはボールを持っていて、それを投げるから取って来いというのです。
ボールを取りに行くのは、サリーと決まっていますので今更と思っていると、いきなりボールが投げられました。わたしの中にもラブの本能が、ボール目掛けて一目散。うまくゲットして主人のところへ。
不意を食ったサリーは出遅れたと見えて、まだボールの落ちたあたりを、一生懸命に探しているではありませんか。サリーも、まさかわたしがボールを取っているとは思いもしなかったようです。
「サリー、来い」 
主人の呼ぶ声にすごすごと帰ってくるサリーを見て、久しぶりに溜飲の下がった原っぱでの遊びでした。