’04.5.8

春になって裏の原っぱの草刈も2回目、雑草といえども刈り込んでゆくと、草もやわらかく密集して伸びてくれるので、その上で遊ぶには快適です。
サリーが足を痛めて以来、この原っぱで遊ぶことが多くなりました。区画整理が進んでいずれこの原っぱも使えなくなるでしょうが、それまではドッグランもどきとして大いに利用させてもらっています。
そういえば、原っぱに隣接する人参畑の向こうは、区画整理の新しい道路つくりがもうそこまで迫っているようです。

この原っぱでボールを追っかけて走るのは元気一杯のサリーも、リードをつけて主人と一緒に走る段になると、とたんに元気がなくなります。
フリーにして主人がボールを手にして走る分には、嬉々として追走するサリーも、なぜかリードをつけるとうつむき加減に淡々としか走らないのです。
主人はというと、二回り程するともう息が上がって、庭から降りれるように架けている階段にへたり込んでしまいます。「なぜかな〜」

その間わたしは、階段の近くに座ってサリーの走るのを見てましたが、へたり込んだ主人の所に行って前足を主人の腕に掛け、思い切ってわたしも走りたいと直訴したのであります。
すぐそれと分かった主人は、わたしにリードを付けて「そうか、そうか」と言いながらわたしと一緒に走ってくれました。
何を思ったのか、サリーもフリーになってわたし達と一緒に並んで走り始めました。かなりのスピードで走りましたが、サリーも負けじと走ります。「こりゃいいや!」

「さぁ、庭にあがろう」 主人の声でわたしとサリーは階段を駆け上がりました。いえ、駆け上がったのはサリーだけで、わたしは前足だけがフェンスに掛かって後足はもがくばかり、主人にお尻を押してもらってやっとのことで庭に上がることができました。
先ほどの主人の声からすると、なんだかこのパターンが続きそうな気配。嗚呼、余計なことをするんじゃなかった。