’05.1.27

まだ寒い日の続く毎日ですが間もなく立春、一月もそろそろ終わりです。
「お前達の好きなものって何だろうな」と主人。「決まってるじゃないの、食べるものですよ」ってわたし。「いや、食べ物以外でだよ」 「寝ることです」
という会話が主人とあった訳ではありませんが、原っぱでの遊びが少し変わったような気がします。

わたしは原っぱに降りても走り回るわけでなし、草を食むか、時々主人から呼ばれて行くと、体をマッサージしてくれるくらいなものです。
サリーはというと、主人の投げるボールを追っかけては持ってくることと、「立て」とか「伏せ」とか見ててもつまらない訓練の練習をしています。
ところが今日のサリーは遊びとも練習ともつかない、訓練の練習をしてるかと思ったらボールで遊んでいるという、今までにないことを主人としています。
わたしも興味があって、サリーの所に行ったり主人の傍でマッサージのおねだりをしていたら、いつの間にかわたしだけ庭に戻されてしまいました。どうせ遊んでいるからいいだろうと思うのですが。

主人が言うには、サリーは「訓練モード」と「遊びモード」があって、モードによってサリーの態度が極端に変わるというのです。「遊びモード」のときは、ボール命ですからいつまでも活発にボールを追っかけ廻しています。
ところが一旦「訓練モード」に入ると、大人しすぎるくらい従順になって覇気がなくなるというのです。たしかに、淡々と命令されることをこなしています。
主人は遊んでいる時と同じように、嬉々としてサリーは命令を実行して欲しいと望んでいるようで、そのために遊びながら訓練の練習をするように変えたのだというのです。

さあ、そんなに簡単にサリーの行動を変えることができるかどうか、ここはひとつ庭から高みの見物と参りましょう。わたしだけ庭に残されて、悔しいったらありゃしないんだから。