’00.3.25

「ラムの態度を見てる限り、お母さんの方が好きみたいだよ。尾っぽの振りかたからしてちがうんだから。」
「その次は、上の兄ちゃんだな。いつも一緒にごろごろ、ほんとにうれしそうだし。」
「あら、ずいぶんひがんでいるじゃない。お父さんがちょっと見えなくなると、ラムは落ち着きがなくなるし、後を追うような感じでずいぶんすかれているんじゃ〜ないの。」
「いいや、私といるとなんとなくよそよそしいかんじで、帰ってきても歓迎の仕方がお母さんとはずいぶんちがうんだな。」
「そんなことないでしょ。」「いや、どうもそんな感じがするよ。」
なんだなんだ、わたしが誰を一番好きかって話してるの。

そうなんです。黙って聞いていると主人とお母さんとで、わたしが誰を一番好きかって話しているようです。これはちょっと、困った話題ですね。

わたしは決して、その人が好きか嫌いかでお付き合いする事はありません。ましてや、家族の中で好きか嫌いかなんて考えた事もありません。ただ、家族の中では、まだ誰にもお話したことはありませんが、わたしの地位だけは決めているんです。
主人は間違いなくわたしのボスです。ボスはなんとなしに煙たいものです。わたしたちの世界には、ごますりはありませんから、わたしよりも地位の高いものには、なんとなく近づきたくないって感じはあります。それが、よそよそしく見えるのかもしれませんね。

その点お母さんとはオープンな気持ちで接しています。それが体に出るんでしょうね。ご安心下さい、尊敬してますご主人様。