’00.4.15

今日は少し変だな〜。もうそろそろお呼びが掛かっても良い頃なのに。
いつもの日と違うちょっぴり良いコーヒーの匂いと、癒しのアダージョの音楽。条件は揃っているのにお呼びがない。時間も朝の7時を回った頃。ここは一つ催促の鳴きを入れてみようかしら・・・。
ヒーヒーンンンン。ヒーーヒー。

「ラムはほんとに感がいいな〜。」
「何で分かるんでしょうね。今日が休みだと。」
「時間だとか、話し声だとか感だろうな〜。」
「ゲージから出して、部屋に上げて呉って催促しているんだわ、きっと。」
「それに決まっているよ」
分かっているんだったら、どうか皆さんのところへ行かせた下さい。今日はお休みの日だから、いつものようにテーブルの下で大人しくしていますから。

そんな願いもむなしく、いつものようにテーブルの下へ入れてくれると思いきや、知らんぷり。冷たいんだからと思っていましたら、どうも上の兄さんが今日は出勤らしくそうのんびりもして居れないということが分かりました。

「習慣て恐ろしいもんだな〜。毎日同じようなことだけど、ラムにとって今日は普通の日と違うことがわかるんだ。」
「そうですよ。ラムはほんとに賢いんだから。何でも分かっているんです。」
いや、それほどでもありませんが。だけど、今日は間違いなく部屋へ上げてもらえる日だということは分かるんです。ハイ。