’00.5.28

「ラムって、あまり頭良くないんじゃ〜ないかしら」  「またどうして」
「だって柵の横を開けてあるのに、自分では入ってこれないんですもの。私が入ると後ろをついて入ってきたのに、一人でいるとこちらに来たいんでしょうが、入ってこれなくてこちらをただじっと見てるだけなの」
「本当はそばに来たいんだろうが、学習能力が無いのかな〜」

朝から主人とお母さんが、どうもわたしの頭の良し悪しについて会話しているようです。それにしても、わたしの頭が悪いとは聞き捨てならない事です。ゲージのある玄関のたたきがわたしの憩いの場なんですが、居間に上がってほしくない時は柵をされるのです。たまたま、柵の横をお母さんがすり抜けて行ったので、わたしも後をついて居間に入りました。
今もその状態で柵の横が開いています。お母さんのそばに行きたいのに入って行かない。この事を学習能力が無いって・・・ひどい。
そうなんです。もともとこんな柵は、その気さえあれば簡単に超えられるのです。柵がしてあるのは、これ以上来てはいけないよという印です。その事を守っているので、横が開いてても関係無いと思っているんです。ダメな事はダメなんです。

じゃー、お母さんと入ってきた事はどう説明するかって・・・ここのとこがちょっと複雑な心境でして。又じっくりと、お話しましょう。