’99.9.5

9月の声を聞くと急に秋を感じます。確かに庭を渡る風も、南風から北風になったようです。おかあさんは、涼しくなると寂しいと言います。夏の暑いときはほんとに秋が来るのかしら何て言ってたくせに。

わたしも3歳になり、時の流れがいささか速くなりました。小さい頃は、見るもの聞くもの初めてのものばかりでしたから、何事にも興味がありました。それこそ、時の経つのを忘れるぐらいでした。

しかし、だんだん経験をつむと新鮮さが薄れると言うか、感動が少なくなってしまいます。ついつい寝てばかりになって、早く夕食にならないかなと思います。時の流れに対する気持ちが逆なのは不思議ですね。

こんな事を思いつつ、わたしの回りの移り変わりの速いことったら驚くばかりです。情報の伝播の早さに大いに関係があるのでしょう。ドッグイヤーなんて、わたし達にはあまり歓迎されない言葉も生まれたくらいですから。

わたし達に定められた寿命が、たまたま人間の定められた寿命より短いというだけの話です。しかし、わたし達の生活環境もずいぶん良くなってきましたので、もっともっと寿命が延びるかも知れませんよ。その時は、人間社会のようにあわてないで 生活できるよう今から考えておこうと思ってます。