時は2月、入学試験も真っ最中、すでに受かった学生も居ることでしょう。入社試験は大半がとっくに終わって、大半の人がとっくに内定している時期ですが、ここ数年はこの時期でも挑戦している方が大勢居ます。入学にしろ入社にしろ、希望が成就することを祈るばかりです。

入学試験の発表風景は、毎年マスコミで取り上げられる題材です。掲示板に自分の受験番号が出ていたときの喜びは、ほんとに天にも登る心地でしょう。これが大学入試の発表であったら、以前の感覚であれば自分の一生が決まったかのような錯覚になったものです。ましてや、世で一流と言われる大学に入ったならば、就職先から会社の地位まで予想を通り越して、保証すらされる時代があったように思います。

しかし今、これからの時代は、入学と入社は何の関係も無く保証もない時代に入って、いや入りつつあることは間違いないようです。間もなく会社生活からおさらばしようとする人間にとっては、よかったよかったと思う気持ちと、ああ残念だ、もっと実力主義の時代であったら違う人生だったろうと思う気持ちが錯綜し、複雑な心境になるのはなんとも不思議なものです。

ただ思うことは、そんな年になってくると時代の流れに、早い話が、はやりすたりにおいてきぼりにならないための場所を確保しておきたいと言う気持ちが強くなるから、これも不思議です。ホームページを持って、インターネットの波の中に漂っているのも、そんな気持ちを納得させる表れでしょう。

今回のテーマでは、ワンちゃんとの接点が見つかりませんでしたが、テレビで一流中学と言われる学校の入試に受かって、こぶしを天に向かって何回も何回も突き上げて喜ぶ子供を見て、チョット違和感を感じた気持ちを書いてみました。