ホームページを作っていて、私にとっての楽しみと言えばやはり物を作る喜びのように思います。情報提供というボランティア活動からすれば、その目的から反れた個人趣味的なサイトになってしまっていますが。

ページを作って行く過程で、やはり気になるのは見栄えと言うか、自分の伝えたい趣旨が伝わるようなページになっているか、初心者ながら不安です。技術的には極めて初歩の部類ですが、こんなページにしたいとアイデアが浮かぶと、いろいろと本を調べて見ます。やりかたが分かると試してみて、上手く行くとうれしいものです。しかしそれは部分的なもので、ページ全体を見たときやはり見栄えと言うかデザインの方に関心が行きます。しょっちゅういじっていますが、納得するようなものになりません。これはどうも技術の問題でなく、才能やセンスの領域のように思います。

ページを眺めていて、何が納得できないかは自分でも良くわかりません。しかしただ一つ感じることは、見ていて安心感を与えるかどうかは要素の一つに入っているように思います。落ち着き、しっとり、見ていて安心する、そんな感じのするページにしたいなといじっているのが現状です。

WEBデザインの原則に、整列、近接、反復、所在なんかを意識した配置にするよう書かれていますが、この原則は素人ながら部品の整理整頓を言ってるように思えます。そんなことを考えながら、ここもいじり、あそこもいじり行きつくところがありません。

芸術作品とりわけ日本の芸術は、心の安寧をあたえる作品を良しとする傾向があるように思います。生け花を見て、良いと言われる作品は見ていて安心感を与えてくれますし、盆栽も同じような見方が出来ます。癒し系の芸術が心に安寧を与えてくれるのは、個々の「もの」がちゃんと納まるところに納まっているからでしょう。

ラムもわれわれ家庭構成の中で、ちゃんと納まるところに納まって心の安寧を得ているか、ええ、ええちゃんと納まっていますよと言ってくれるかどうか・・・。