動物の群れのボスは、サルにしろゴリラにしろその姿がテレビの動物番組なんかで良く紹介されています。自分の遺伝子を独占的に残して行くと言う本能的なものがあるにしろ、ボスの役割は大変なように見えます。

一番の任務は群れの秩序を乱さないよう、四六時中気の休まる時はないようです。それにもまして、群れを外敵から守ることは、それこそ体を張って行う勤めのようです。従って、体力的にも一番頑強なものがボスになれるし、強い子孫を残すことからも理屈にかなっているのでしょう。

人間界のボスはどうでしょう。官であれ民であれ、組織の長はやはりいろんな意味で大変でしょう。しかし、同じ組織の長でも官の長は自他ともに認められた公の組織のボスなのですから、社会に対する責任は民に比べてやはり重いものだと思います。まして、警察の長となると正に社会組織を外的から守る最大の責任があるわけで、その任務の重さは大変なものだと思います。

いろんな報道がなされて、民間では多少許されそうなことも、責任を取ってその地位を去るのは止むをえぬことなのでしょう。それにしても、報道を見聞きする限りにおいては、その地位の重さをないがしろにした油断としか思えません。

ラムも我が家の組織の一員としてそれなりの役割を果たしているわけで、ボスである主人はその組織をしっかり守ってやる大きな義務があるわけです。しかし、時にラムから大きな顔をされると、しかるべき制裁をしてボスの地位を守らねばならぬので、悪しからず承知してもらいたいと思います。な〜ラム。