もう古いビデオですが、’87にNHKで放映された「地球大紀行」全12巻が出ましたので、先日見る機会がありました。そして今、BBC放送の作った「スティーブン・ホーキングの宇宙」全6巻のビデオを見ています。
ですからいささか宇宙付いている所に若田さんの快挙のニュース、発想が地球から宇宙にまで飛んでしまっている所です。

地球が誕生して46億年の時が過ぎ、ビックバンで宇宙が誕生していまだ膨張し続けているなんて聞くと、どうたくましく想像力を働かせても私の頭ではついて行けません。
その点ではスペースシャトルが宇宙船組み立ての作業をして、無事地球に帰還したことは今では当たり前のように思われるのは時代の進歩でしょうか。

ものを考える時、そのものが掌の中に納まるとなんとなしに分かったような気になります。地球にいて分からなかったことが、宇宙に飛び立って地球全体を見たら、分かったような気になるんじゃないかと期待してます。
最近はあまり聞きませんが、一昔前の宇宙飛行士は地球に帰還した後宗教の世界に入ることが多いと聞きました。やはり世界観が変わってくるのでしょうか。

地球規模でものを考えると、自然界の営みが分かってきますし、自然現象が見事に説明つくようです。宇宙誕生の時から、自然の営みはなにも変わってはいないのでしょう。変わったのは自然の営みや仕掛けが人間に発見され、ああそういうことかと人間に理解されたことでしょう。
悪いことにちょっとばかり知能があるために、その自然の営みや仕掛けを模倣したことで、どれほど自然の営みが壊されているかということです。残念ながらその壊された規模はだれにもわかりません。

もっと不幸なのは、経済や社会の現象が自然の現象ほど明快に論理的に、私達人間に予測がつかないことです。私達人間が営んでいるのにもかかわらずです。すみ良い社会、暮らし良い世界にするのになんでこんなにエネルギーがいるのでしょうか。私達一人一人がかかわっているのに。

ちょっぴりビデオを見過ぎたことと、若田さんの日本人としての宇宙活動の快挙に興奮している所です。