’06.7.17

我が家の愛犬ラブラドールのラムをテーマに、このサイトを立ち上げて7年が経過します。当時3才だったラムも、御年10才になりました。人間でいえば還暦過ぎの私の年を追い越して、後期高齢者の仲間入りです。
年相応に体力もなくなってきましたが、食欲だけは一向に衰える気配はありません。

小さい時から少しひねくれたところがあって、叱ると逃げ回って人をバカにするような態度をとるので、私も随分カッカと熱くなったものでした。その性格は今でもその片鱗を見せます。
若い頃から運動することが好きでなく、食べ物以外のものへの執着心は余りない方でした。運動が不得意なのは、今から思うと体の構成が少し正常でないところからきていたのかもしれません。

ラムは私にとって気に障ることを何度注意してもするので、その都度叱っては熱くなる自分を反省しました。お互い、そのことは今でもときたまあります。叱ると変にいじけるので、そのことがまた癪に障るといったようなことです。
そんなことの反省の繰り返しで、私もラムには随分と精神修養をさせてもらいました。正直感謝しています。

そんなラムの性格は、サリーが我が家に来たことによって一層際立つように思えました。前にもこの「ラムの喫茶室」で書きましたが、2匹を比較することによって犬にもそれぞれ個性と、得意不得意があることを知りました。
サリーが来てからは、私は何かと先住犬のラムに肩をもって2匹に接してきました。2匹の間でもそれらしき諍いがあった訳ではありませんが、何となく2匹の間ではラムが一歩引くような関係になっています。
サリーもラムに対して高圧的な態度に出るということもなく、どちらかというとラムはマイペース、時々そんなラムの動作をサリーが追随することも結構あります。
2匹の関係はなかなか曰く言い難い関係で、私にとっては誠に好ましい関係に思えます。

何事も積極的なサリーに対し、万事控え目なラム。先ずもってラムの吠えた声を聞いた記憶がありません。居間に居ても、庭に近づいてくるものの気配を感じるとウゥと唸り声を上げるサリーに対し、ラムは何の気配も気にする様子はありません。
したい放題に甘えてくるサリーに対し、ラムはそっと遠くで眺めています。それでいて、ときどきそっと手を出し、体を私に預けて甘えてきます。それを見てサリーは遠くから飛んできて、何よ〜とばかり割って入ってきます。
そんなラムですが、最近は余りサリーのことを気にせず積極的に甘えてくることが多くなりました。どんな気持ちでいるのでしょうか。

ラムの体の動きも大分不自由を感じるこのごろ、さらに体のしこりも増えて大きくなっています。涼しくなったら、また切除手術をしてやらねばならないでしょう。問題のないしこりであることを願うばかりです。