’15.7.10
どこかで何かが変わっているのだろうがそれに気付くことなく、毎日が平穏無事に過ぎていくほど怖いものはない。後で何か起きたとき、そのことに気づいてもそれは後の祭りというものだ。最近何だかそんな不安に襲われることがある。

ギリシャの債務問題、中国のバブル崩壊に近い株の暴落、なんでもコントロールできると思っていた中国共産党もお手上げの市場という化け物。つい最近までバブル崩壊後の最高高値を更新したと騒いでいた日本の株式市場、あっという間の下落に狼狽する投資家。
株も売買しないでじっと持っておく分には何の被害もなく表面は平穏だが、資産は確実に減っている。

久しぶりの晴れ間だが、梅雨はまだ明けてない。天気図を見ると、日本列島に沿って長々と居座っていた梅雨前線がどこかに消えている。
従来の梅雨の天気図は、梅雨前線をはさんで北と南にある高気圧のせめぎ合いで、南の高気圧におされて前線が北上すると梅雨が明けて本格的な夏になったと言う。
今年の天気図は、南の高気圧が一向に強くならなくて雨の毎日だ。今日のように晴れたと思っても、前線はいつともなくまた現れてくるのだろ。
南には3つもの台風が前線の南を西に動いている。そのうちの一つが来週にも日本に向かって北上するかもしれないと。不気味だ。
火山活動が活発になって、全国の休火山が所々で活動をはじめた。いつ地震がおきてもおかしくないような、いうところの地震発生の確率。

そんな心配をしながら、何気ない毎日が過ぎていく。皆何がしかの目的に向かって、毎日を過ごす。つらつら考えてみると、いや考えなくても今のところ無目的に毎日が過ぎていく。
それではつまらないと、家族の夕食会を予定してみたり、遊びの予定をしてみたりしてその日に向かって何気ない毎日を送る。なんとつまらないことか。