’16.6.13
小さいころ石油はいつか無くなる、使い切って地下の石油は無くなると思っていた。理由は、石油は恐竜や巨木が堆積してできたものだからいつかは枯渇するというものだ。
このごろは、石油に代わってシェールガスなるものが採掘されてきて、石油は大丈夫なようだ。何となくそんなことを思いつつも、石油はいつか無くなるという不安は払拭されないでいたし、小さいころからの疑問は今も引きづっていた。
そんな疑問はどうも俺だけではないようで、日経の「日曜に考える」の記事に「枯渇いつ? 繰り返す論争」という記事になって出ていた。以下は記事の受け売りだ。

石油生産はいずれ限界を向かえるとする「ピークオイル論」。その後石油の起源を巡る学術論争が巻き起こった。
太古の生物がもとになったとする有機起源説と、地球の深部でできて無限に存在するという無機起源説だ。今では無機起源説はどうも状況証拠にとどまって、この説を唱える人は少なくなった。
俄然有利になったピークオイル論は原油価格の高騰をもたらし、2008年7月にバレルあたり147ドルという史上最高値を記録した。(今はだいたい50ドルくらいか)

価格の高騰は採掘しにくい油田の開発を促進した。採掘技術の革新もすすんだ。その結果シェール層からガスや石油を採取する技術が普及、「非在来型」の石油が急増するようになった。
記録的な原油高をもたらしたピークオイル論は消え、いまでは石油余りの状況がつづく。それが現状だが、潜在的には「ピークオイル論」は生きている俺にとってはロマンだ。
ロマンは別にして現実はどうも「ピークオイル論」は科学的な理論ではなく、石油の埋蔵量を推定することが困難なことを受け経済的、政治的に浮き沈みを繰り返す議論なようだ。

あと一つ残る疑問のロマンは、地球のマグマがなぜ固まって無くならないかだ。固まってしまうか、火山から噴出してしまうと地下のマグマは無くなるはずだ。ネットなんかで調べれば分かることだろうが、小さいころからのこれも疑問のロマンとして、解説が向こうからやってくるまで待つことにしている。つまらないロマンだけど・・・。