’16.7.28
今日の日経朝刊の記事をつまみ食いすると・・・。

1945年7月中旬、ポツダム会談初日のこと。チャーチル英首相の回顧録に、米国がついに原爆を完成したとの知らせがあった、第2次世界大戦はこれで終わると確信したと書いてある。
米英とソ連は、ドイツの戦後処理と対日戦のためにベルリン近郊、森に囲まれた館に集まった。原爆の誕生で、戦争の行方は見えた。もはやソ連の対日参戦はいらなくなったが、欧州の勢力圏をめぐり、3カ国は激しく応酬する。
この間、米英などが日本に無条件降伏を促す宣言を発する。鈴木貫太郎内閣の「黙殺方針」を新聞が掲載したのは71年前の7月28日。広島、長崎の惨禍を経ても人類は作り出した超兵器を制御できずにいる。

南シナ海をめぐる中国の主張を退けた仲裁裁判所の判決を踏まえ、東南アジア諸国連合はどう対応するか・・・。ラオスで開かれたASEANの外相会談は注目を集めたが、判決に言及しない共同声明を採択するにとどまった。
中国は今後、埋め立てた人工島での施設整備など判決を無視した既成事実の積み重ねを続ける可能性が強い。これを止めるのは、ASEAN諸国にとっても日本や米国にとっても、容易ではない。
日本は米国や豪州などとともに、中国に判決を受け入れを促していく努力を粘り強く続ける必要がある。

ベトナム南部ホーチミンを訪れた中国人女性のパスポートに、ベトナム入国審査官が英語で「くたばれ」と落書きした。
中国のパスポートには、ベトナムなどと領有権を争う南シナ海を自国領とする地図が描かれており、反発した入国審査官が落書きしたと見られる。

何の脈略もない記事を読んでて、国ってなんだろう、国を治めるものは何をしたいんだろう、国民は何をしたらいいんだろう・・なんてことを漠然と考えてしまう。
最も身近な国である中国や北朝鮮という国は、何を目指して異常とも思える方向にエネルギーを費やしているんだろうと思ってしまう。そんなエネルギーを使わないと、国を治めていくことができないのだろうか。つくづく人間が分からなくなる。