’20.1.29
小学校でのプログラミング教育だの、最近プログラミングの話題をよく見聞きする。80何歳のおばあさんがゲームソフトを開発したりして、マスコミに取り上げられたりしている。
経済雑誌にプログラミングのここを書いていたので読んでみたが、プログラミングの思考過程がビジネスに役立つと書いてあった。

私も会社に入ってからプログラムを組むことになったが、その知識がビジネスにどう役立ったのかはよく分からない。そのうち仕事の中身も変わって、もっぱら人相手の営業をやって来たのでプログラミングはとんと縁遠くなった。
会社を辞めてパソコンと遊ぶようになってから、このサイトにもあげているが、「セカンドライフ」というソーシャルゲームにのめり込んだことがある。からくり人形のように人や物をプログラムで操るが、これが結構面白かった。

家をつくったり犬を作ったり、作ったものを動かしたりするのが、リンデンスクリプトランゲージという特殊なプログラム言語だ。思い通り動かせた時の達成感は、思わずガッツポーズをするくらい感激したものだ。
作り始めたのが2007年くらいだから、一昔以上前になる。いろいろなものを動かしたが、バスケットボール、ボーリング、その他いろいろな趣向を凝らした部屋、お金がもらえるキャンプというゲーム。
作ったキャンプを使ってくれる人への支払いや、オブジェクトという品物を購入するのに月に数万円の支出をした。それなりのグラフィック機能を持ったパソコンも購入した。
一日の大半をプログラミングに費やし、気になって朝早くから起きてパソコンに向かったり70歳前後までそんな遊びに夢中になった。

このゲームが単に遊びでなくて何か役に立たないかと思ったのが、家の間取りを忠実に作り込んで、自分の分身のアバターにこの家に住んでもらう。家の使い勝手を知るのに設計図の説明を受けるより、実体験するようで役に立つと思ったが取り上げるチャンスがなかった。
家のドアの開け閉め、エレベータの乗り降り、風呂場や台所の使い勝ってなどアバターを通して体験できるので、役に立つのではとハウスメーカに話したがセカンドライフを知る人がいなかった。お化け屋敷なんかも作って見てもらったが、その頃はセカンドライフを使う人口も多かったので面白いと言われた。

10年以上前の思い出が蘇って、今同じようなことをしたいと思っても頭がボケてだめだ。記憶が良くなくてはプログラミングははかどらない。懐かしい思い出だ。