’20.6.24
何度か触れてきたが、このサイトの回収作業に取り掛かってひと月が過ぎる。20年近く経つこのサイトも結構な数のページが揚がっているが、テーマごとにデザインを変えているのでそのデザインの癖を掴むのには苦労する。
なんのことはない、自分で作ったサイトでありデザインなのだが、遠い昔の作業だったようで今見直してみてもその構成は思い出せない。

改修の目的はどのブラウザでも、デザインが崩れることなく見れることだ。確認できるブラウザだけでも、IE,クローム、ファイアフォックス、マイクロソクト・Edgeとある。
ウェブデザイナーのプロではないのでこだわることはないのだが、せっかくのデザインがみっともなく見えるのは耐え難い。そんな作業もそろそろ終わりに近づいて、感じることを書いている。

結構なページの同じような修正は忍耐と持続力を要求される。このサイトを作ったころは、そんな苦労はいとわなかったが、年を取るとこの持久力が落ちたことを実感する。プログラミングの必要な一つの能力だ。
次に感じるのは、作ったデザインをいじるので創造力はあまり必要ないが、違いを発見する力、いわば間違い探しの力が必要となる。7つの間違いを探しましょう・・というようなクイズが新聞なんかに載っているが、昔作ったHTMLなりCSSをながめながら思った通りのデザインにならなかったり、ブラウザ上に揚がらなかったらつらつら見比べてしまう。

こんなことがあった。内部スタイルシートを同じようなデザインのページに毎回張り付けるのはばからしいし、CSSのメリットを亡くすので外部スタイルシートにして、ページにリンクを張ってブラウザに揚げた。
IEやクロームは外部スタイルシートでも問題なく思ったデザインで揚がるのだが、Edgeでは崩れて見える。Edgeでも内部スタイルシートで揚げると、思った通りのデザインで見える。探偵作業の始まりだ。
思いつくことをいろいろやった結果、外部スタイルシートのファイル名を ”style.css” としていることに原因があることが分かった。宝探しで探し当てた感覚だ。
ことほどさような作業は、年を取ったものにとってはなかなかしんどい。持久力、忍耐力、そしてひらめきだとか思い付きだとか、年寄には頭をフル回転してもおっつかないような作業だ。

まあこんな経験を積みながら、新型コロナで自粛する身としてはいい時間つぶしの作業だと感謝している。