’20.12.29
ロシアの文豪トルストイの「アンナ・カレーニナ」、本の名は聞いたことがあるが読んだことはない。その中に書かれている地主貴族リョーヴィンの生き方について、歌人・情報科学者の肩書を持つ坂井修一氏のコラムを読んだ。『「アンナ・カレーニナ」と現代』と言うタイトルがついているコラムだ。
小説を読んでないので、そこに書かれているリョーヴィンがどんな生き方をしたのかしらないが、氏はリョーヴィンの生き方をするにはどうやればいいのかについて次のように書いている。

ひとつ思うのは、「視野を広くしながら、上から目線にならない」と言うことではないか。研究にしろ、創作にしろ、実業にしろ、ボランティアにしろ、自分を客観的に見ることのできる高い見識を持ち、現場意識を失わず、小さな利権の奴隷にならないこと。口で言うのは簡単だが、個々の立場でこれを実践するのはとても難しい。

と書いてある。心構えとして私にとっては至極当たり前のことで、何に就いてもそう有りたいと思う。
最近また町内会の役員をやれと言われた。最初の頃のような心意気は薄れているが、なる以上は坂井氏が書いているような心構えでいたいと思う。そして何がしかの目標を持ちたい。その目標は現実的でちいさなものだが、

・健康維持のため朝の町内会ラジオ体操の参加を呼びかけよう
・高齢者のコミュニケーションをとるため町内会ラジオ体操の参加を呼びかけよう
・集合住宅の住民と町内会の関わりについて皆で考えよう
・ごみステーションを綺麗なセットに交換しよう
・マイナンバーカードの作成を町内会で推進しよう
・役員のIT化、地域住民の高齢者のIT弱者にならないためのIT化を勧めよう

まあ、思いつく目標はこんなとこだ。アンナ・カレーニナとは直接関係ないが、コラムに触発され町内会の役に立つよう生き方をするのも、その精神に沿うものと勝手に解釈している。