’21.12.4
「2021 ちばし地域づくり大学」の実地体験実習も終わった。受け入れ団体が18ある中、興味のある2団体の体験ができる。どの団体も温かく受け入れてくれることに感謝だ。
私は「緑と花の地域リーダーの会」と「NPO法人 Drops」の実地体験をした。いずれの団体の代表も女性だった。

ボランティアをしようという動機はいろいろあるだろうが、その原点は先回書いた「自分自身が気になること、好きなこと、得意なこと、あるいは憤りを感じること、放っておけないと思うこと」など、素直な自分の気持ちだろうと思うようになった。
私が体験した2つの団体は、いづれも「植栽」をベースに色々派生する問題を学ぶことができる。そもそも「植栽」をテーマに選んだのは、東幕張土地区画整理事業に関連して道路の植栽を検討する上で参考になると思ったからだ。

体験して分かったことは、好きなこと、得意なことを実践するボランティア、気になること、放っておけないこと、学ぶことを実践するボランティアの体験ができたことだ。
趣味を生かすボランティア、ボランティアを通して実践的に学ぶボランティアという異なる二つのボランティア団体を実地体験することができた。
単に植栽だけでなく、植栽を通して地域づくり、まちづくりを行政、住民と共に考え実行に移していくボランティアは大いに勉強になった。このボランティアには専攻学科をさらに実践的に学んで行こうとする学生が参加していた。

学んだことはすぐにも生かしていくに如くはないと思い、ボランティアの体験を通して得た知識をもとに、間に合うかどうかわからないが再度「まちづくり」の話を区画整理事務所に持ち掛けてみた。
ボランティアで指導してもらった都市計画を生業にしている方の知恵を借り、事務所と何回かメールでやり取りをした。簡単に結論の出る話ではないが、「まちづくり」は住民の意識の共有がないと、企画する意図が実現しないということをまたしても痛感した。

またしてもと言うのは、2016,17年ころ「まちづくり」の問題を区画整理事務所に提起をしたことがあった。せっかく区画整理という最初からまちづくりができるのであれば、「地区計画」を活用して住民の期待するような街にしてはどうかというものだ。
その意識、まちの姿の共有がなかなかできないで、いまは地権者の個々の希望による建物を建て、意図のない街の景観になってしまっているのが現実だ。

体験を通して学んだもう一つのことは、体を使うボランティアと頭を使うボランティアのあることだ。頭を使うと言っても多少の活動が必要だが、肉体労働をして成果を得るというのではないということだ。
歳をとった私のような者は、肉体労働は成果も期待できないので、チャレンジするなら頭を使って成果の出るボランティアを考える必要があると思った。実地体験の成果はこんなところだろうか。