’22.2.1
「ちばし地域づくり大学」も課題発表を終えて今月12日の修了式のみとなった。
課題の私の「地域活動プラン」はミッションを「高齢者をデジタル弱者にしない」とし、プランを「マイナンバーカード申請の援助」として町内会で私が主宰してマイナカードの申請をお手伝いするという内容にした。

実はこのプラン、今年度の町内会役員を引き受けたときの抱負を求められたときに語った目標でもあった。その後デジタルに強そうな若手の役員に一緒にやらないかと持ち掛けたが、務めをしているので時間がないと断られいまだ実行できてないのだ。その思いを今回の課題のプランとした。

高齢者がデジタル弱者になっているか、その認識を何人かの高齢者(私もそうとうの高齢者だが)に尋ねたが、まずデジタルを使わないと不便だと感じてないことが分かった。確かに世の中のシステムで何がデジタルでできるかさえ知らない人に、そのシステムを使わないから不便と感じるわけがない。今の生活で不便なく十分やっていけるという事だ。

また「マイナンバーカード」については、カードを持ってないと困るという事がないという事だった。私も早くからマイナンバーカードを作ったが、使っているのは確定申告の時だけだ。身分証明書代わりに使うことができるが、自動車免許証のようにいつも持ち運びするわけでもないし、なくすと大変だという気持ちがある。

マイナンバーカードは今政府が盛んにPRして作ることを進めている。コロナの給付金に使うと便利だということで4割近くの人が作ったようだが、いかんせん使う必要のあるシステムが少なすぎる。
もっとマイナーカードを使って便利なアプリケーションが多くならないと、これ以上増えることも期待できない。カードを作ればお金に相当するクーポンがもらえるような宣伝をしているが、これもおかしな話だ。

私の活動プランは実行できるか不安もあるが、今回の半年間のボランティア研修は有意義であったことは間違いない。町内活動という地域ボランティアと思っていた活動を20年近くやって来たが、なんとなくボランティアに対する曖昧な気持ちがあった。この研修で講義と実地体験をとおして、ボランティアの意味が少しはっきりしたように思う。

「地域活動プラン」を考えてみたが、実践するにはいろいろ問題がある。が、学んできたボランティアの精神は活かすことができそうだ。その一つが「利他」の精神だ。
人の立場に立って物ごとを考える。人の役に立つという難しいことではなく、目の前の人のことを考え、立場に立って自分の行動を考える。できそうでなかなかできることではないと思うが、その行動が相手の人にとっていいことであれば立派なボランティアではないだろうか。今日からでもできそうな私のボランティア活動にしようと思う。

この半年の間ご指導いただいたNPOの方々、外部のボランティア活動を紹介いただくのも大変なお仕事だったと思うが大変勉強になりました。感謝、感謝です。