’22.8.11
どうするのかというよりどうなるのか、何の話かって・・日本国の懐具合の話。何もできない自分ではあるが、朝刊を前にしてため息ばかりが出る。何もいい話がない日本、この先どうなるのか。
日経の朝刊を見ていたら、一面の右下の方に「国の借金 初の一人1000万円」という見出しが出ていた。また国の借金の話だ。

財務省は10日(2022.8.10)、国債と借入金、政府短期証券を合計したいわゆる「国の借金」が6月末時点で1255兆1932億円だったと発表した。3月末から13.9兆円増え、過去最多を更新した。国民一人あたりで計算すると、始めて1000万円を超えた。債務の膨張に歯止めがかからず、金利上昇に弱い財政構造になっている。
企業の業績回復に伴い、2021年度の税収は67兆円と過去最大を更新した。一方、新型コロナウイルス対策や物価対策などの歳出は増え続けている。低金利が続き利払いは抑えられているが、歳出の増加が税収の伸びを上回り、債務が膨らむ構造になっている。

7月1日時点の総務省の人口推計(1億2484万人)で単純計算すると、国民一人あたりで約1005万円の借金になった。およそ20年前の03年度は550万円で、一人当たりでみると2倍弱に増えた。
物価高対策を盛り込んだ2.7兆円規模の22年度補正予算は財源の全額を赤字国債で賄った。財務省は22年度末には、借入金や政府短期証券を含めた国の借金が1411兆円まで増えると推計している。
日本の債務残高は国内総生産(GDP)の2倍を超え、先進国の中で最悪の水準にある。成長力を底上げして税収入につなげる「賢い支出」を徹底する必要がある。

最後の下りは日経新聞記者のコメントだろうが、そんな単純なことでよくなるとは思えないし何をするのかもわからない。第一、岸田首相がどうしようとしているのか、政府がどんな対策をしようとするのか具体的な話を聞いたことがない。
国会の議論も、また新しい大臣の統一教会とのかかわりの問答に終始するだろう。こんな問題は2階にいる連中に任せておいて、我々1階で生活する人間は趣味だとか健康に気を配って生活していればいいのか。どうしようもない私のような人間が嘆いてみても、所詮何も生まれないのだから。