サリーの見せ方・見え方(スタンディングポーズ)

JKCのハンドリングマニュアルには、スタンディングポーズについて次のように書いています。

「完成されたスタンディングポーズの犬には動きが感じられます。今にも動き出さんばかりの様子が伺えます。
想定としては、前方10mほど先の地上に何か動くものがいて、犬が立ち止まりそれに注目しているポーズです。
重心は前肢に60%ほど、後肢に40%ほど。目は前方の地面を向くので、鼻先はわずかに下がります。首も適度に高く掲げ、体全体を引き上げた状態になります。」

スタックやフリースタンディングの練習でこのポーズを目指すのですが、なかなかマニュアルに書かれているようなポーズをつくることできません。
いくつかの条件のもとで、サリーのスタンディングポーズをつくってみました。ジャッジングの中で、これぞと思うポーズを瞬時のタイミングでつくることは、素人にとってはなかなか至難なことです。(’06.4.13)
原っぱでたまたま向こうに犬が見えた時のサリーのポーズです。良くも悪くも、これがサリーの自然な
スタンディングポーズです。ドッグショーでこのポーズをサリーが取るようにするのが目標なのですが・・・。

左:釣り餌を見せて、フリーステイでスタンディングポーズをつくった時です。顔が上がっているため体のバランスが崩れています。
右:リードを使ってポーズをつくってみました。上の写真に近いスタンディングポーズになっていませんか・・・。

プロハンドラーつくったサリーのスタンディングポーズ。リードと釣り餌を使って、サリーの自然に近いポーズをつくっているように思います。