2006.10.7 >TOP
十六夜



関東に近い太平洋上で秋雨前線と台風16、17号の三つが合体してできた低気圧の影響で、二日に亘って間断なく降り続いた大雨と風。
きょうはその低気圧も北上していい天気になりましたが、相変わらず強い風が吹き荒れました。夜にはその風もおさまったようで、あたりが暗くなると待ちかねたように、東の空からまん丸なお月様が上がってきました。十六夜の月です。

気象学的にはきのうの十五夜(満月)より、一日遅い方が見た目は一番円形に近いそうです。
今晩はその六夜の月、これからは一日ごとに月の出が遅くなり立待月、居待月、寝待月(臥待月)、更待月(月齢20)と続きます。昔の人は全く風流な名前をつけたものですね。

10月も早や7日、秋も一段と進んでコオロギの鳴き声も途切れがちです。10月のことを古くは醸成月(かみなんづき 新穀で新酒を醸す月)とか神嘗月(かんなめづき 新嘗の準備をする月)といったらしいです。
いちばんつかわれるのは神無月(かんなづき)ですね。これは10月に日本中の神様が出雲の国に集まり会議を開き、他の国には神様が居なくなってしまうことからそう呼ばれるそうです。神様の集まる出雲の国では反対に10月は神在月というらしいです。

サリーのヒートも始まって13日目、十三夜といったところでしょうか。このところ朝起きてから寝るまで私の後ろを嗅ぎまわっては纏わりついてきます。
ソファーで寝るときも、いつもは私とサリーは頭を反対にして寝るのですが、このところ私を慕うようにお尻に頭をつけて寝ています。不思議なものですね。

中秋の名月は見れませんでしたが、ちょっぴりさみしい十六夜の月を見ることができました。ということで、きょうの日記は月ずくしで書いて見ました。
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