2006.10.30 >TOP
秋日和

一雨ごとに秋が深まってゆく感じです。きょうの日和は一層その感を深くします。
つい日向を探して私とサリーは期せずして同じような所に座って、心地よいお日様の光に当たっているのであります。

「お父さんがいないと、一時間毎に探すみたい」
「どんな様子で」
「外に出してくれって。外に出るとじっと道路の方をみてるの」
「どっちが」
「黒い方よ」
「やっぱりそうか」

きのう、おとといと主人は旅行に出掛けて居ませんでした。散歩は上の兄さんが連れて行ってくれました。
私は別段どうということはなかったのですが、サリーは主人が居ないとどうも落ち着かない様子です。それで庭に出してもらうと、主人を探すように庭の入り口に座って道路の方を見ているのです。

普段居間に居ても主人が立って何かしていると、その間中サリーも立ってうろうろして落ち着きません。
主人がテーブルの椅子に座ると、何だか落ち着いたようにソファーで横になるのです。これって私が思うには主人が立っていると、何処かに連れて行ってもらえるのではと思っているだけだと思うんですがね。

「やっぱりそうか」ってせりふに、落ち着かないのは私の方ですよ、ったく。
BACKNEXT