2005.11.5 >TOP
コーナー
ラムのコーナー

サリーのコーナー
我が中上家では、私を含め今まで犬を3頭飼ってきました。最初の犬は私が来る前に死にましたが、ビーグル犬のサンダーです。そして私ラムといつも私の傍にいて騒がしいサリーです。
何でそんなことを言い出したかというと、中上家に来た時飼われていた場所が、それぞれ違うことを思い出したからです。

サンダーは全くの外飼いで、家の中に入れてもらうことは特別のことでした。主人もお母さんも小さい頃は家に犬がいたようですが、犬は外で飼って家の番をするものだと思って育ったそうです。
今住んでいる家に越してきた時も、サンダーは一緒に引っ越してきましたが、外には犬小屋があってそこで飼われていました。
年老いた晩年は、さすが外では可愛そうだということで家の中に入れてやったそうですが、それでも飼われていたところは玄関でした。

そんな後に来た私が飼われた場所は、サンダーの後をついで玄関にケージを置いてもらい、そこで生活していました。この「ラムの日記」が始まった頃は、まだ玄関で生活していたことが書かれていて、居間に上げてもらったことが珍しいこととして紹介されています。

生活の場所が玄関から居間に変わったのは、サリーがこの家に来た時からです。
当時のことも日記に紹介されていますが、主人にとってはそれは一大決心のようでした。主人にしてみれば、犬を家の中で飼うなんて想像もしていなかったみたいです。
ドッグカフェのマスターが、夜は犬と一緒の布団で寝ていると聞いて、驚きの余り私に話して聞かせてくれたことを今でも覚えています。

少し私達のことを勉強はじめてから、人間は犬と一緒に生活をすると思わぬ驚くべき犬の才能を発見するとかいいだして、いまでは主人達は犬小屋に住んでいると威張っているようです。
居間には私とサリーのコーナーがありますが、私のコーナーがサリーに比べなんと寂しいことか。と思ったのも、きょうサリーのコーナーに新しいロゼットが飾られて、あらためてそう思ったからです。
なんでも先日の埼玉インターで、エクセレントになったのにスチュワードのミスでロゼットを渡さなかったと、わざわざJKCが送ってきてくれたそうです。

飾ってある人間の表彰状と言えば、主人の永年勤続のものくらいですが、居間には犬の表彰状が誇らしげに飾ってあります。
家の誇りが私達なのはありがたいことです。私達ももっと誇りを持って、この家の中を闊歩したいと思いますが、「ハウス」と言われてすごすごとケージに入る我が身を思うと、なんと悲しい性なんでしょうかね、ほんと。
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