2005.11.15 >TOP
岐阜ラブ展へ行く

予定
サリーの所属する岐阜ラブラドールレトリーバークラブ主催のドッグショーへ、家族して行くことになりました。
サリーの実家のお声掛りもあって、サリーの兄姉は全員参加、そのうちサリーを含め3頭が出陳します。さらに私達の友達のラブもご一緒することになり、総頭数14頭のラブに1頭のピレネーが会場入りすることになりました。
予定では13日のショーの後、会場からそう遠くない犬山キャンプ場で13頭の仲間が打ち揃い、キャンプファイヤーを囲んでの反省会。そしてインデアンテントで一泊して帰ろうという、この時期にしては分別のいった年齢のご主人達とは思えない無謀な計画に、私達も付き合わされることになっているのであります。
出発前の車の準備も終わって、私達も乗り込んでの確認、万事OKということで無事帰還できることを祈念しての写真を一枚。やはり心配の気持ちが、顔の表情にでるもんですね。

出発
12日の夜9時半に家を出発、途中2台の車と合流して中央道を瑞浪に向かってひた走ります。
最後の休憩地となった八ケ岳SAはドックランもあって私達には快適なSAですが、何せ着いたのが朝の3時過ぎ、芝生には霜が下りていて気温は3度、明日の夜のキャンプのことを心配しながら、そうそうに車に戻って仮眠を取りました。
6時半過ぎには無事会場に到着、広い瑞浪公園の中にリンクと駐車場、いつものドックショーとは違うのんびりとした雰囲気のなかパドックの準備をします。
既に会場入りしていた他の方々と合流、またネットで知り合いになった皆さんともご挨拶ができて、まことにアットホームな感じでショーが始まりました。

ドッグショー
サリーの出番は14時近く、暫くの間車の中は私一人でしたが程なく帰ってきました。こんなに早く帰ってきたところをみると、また一回戦で終わったのでしょう。さあ、後は食餌がいつ頃食べられるのかが気になるところです。
食餌といえば朝は会場に着いて間もなく、ということはほぼいつもの時間に頂くことができました。問題は夕食、キャンプ場で食べることになると、そうとう遅くなることを覚悟しなくてはなりません。
そんな心配をして気をもんでいましたが、ショーが終わって程なく主人が車の中で夕食を出してくれました。ということはこれもほぼいつもの夕食の時間、主人達はショーに夢中とばかり思っていましたが、私達のことも気に掛けてくれているんだと安心しました。

キャンプ場へ
会場を後にしたのが夕方6時を回っていて、そろそろあたりも暗くなり始めました。主人達の話を聞いていると、これから行く目的の犬山キャンプ場がカーナビでは載っていないようなのです。
主人の車は皆さんの後に付いて行くことになりましたが、年をとって目も不自由になったのか、案の定夕食をするレストランに辿り着く途中ではぐれてしまいました。
幸い携帯電話なる便利なもののお陰で、皆さんに追いつくことができ犬山キャンプ場に無事着くことができたのでありました。

あたりは真っ暗、時間はもう8時近くになっています。どんなロケーションになっているのか、暗くってよく分かりませんが、私とサリーは車から降りて用足しをするため、テントの近くを主人と歩いて回りました。
用足しといえば、私は未だにはじめての場所でトイレをすることができないでいます。あたりを暫くうろうろしましたが、結局家をでてから用足しをすることなく、車の中で寝ることになりました。
主人達はこれから反省会だといって、テントの近くで焚き火を囲んで、飲んで話しての人間でしかできない楽しみを満喫したのでありました。主人は早めにテントに入ったようですが、聞くところによると夜中の1時過ぎまで話は弾み、燃した焚き木は15束位だったそうです。

ハプニング
さて、時間は朝の3時位だってでしょうか、車の外から聞こえる主人の「シー!、シー!」と言う声に目が醒めました。そのうち「ワァ〜〜〜」という驚いたようななさけない声、そして「トラ!、おまえトラか?」
どうもサリーの兄貴がご主人様のテントを抜け出し、焚き火の回りの食べ残しをあさっているのを、物音が気になってテントから出てきた主人とはちあわせになり、尻尾を振って主人に近づいていったらしいのです。
主人はいきなり近づいてくるのをみて、イノシシかなんかと間違えたらしく何とも情けない声をあげたのです。幸い一晩中点いている外灯に照らし出されたモノを見てそれと分かったらしく、騒ぎに起きてきたトラのご主人へ無事引き渡たすことができたようです。
もうそれからがいけません、私もサリーも車の中で寝るどころか、サリーは興奮して少しの物音にワンワンと吠えるのです。そしてやっと念願の主人達のテントの中で、一緒に寝ることができたのであります。全く、何が幸いするか分かりません。

就寝
テントの中といっても天井は煙抜けの大きな穴が空いており、出入り口も隙間だらけで外で寝ているのと変わりません。主人達は寝袋に入って寝ているので多少いいでしょうが、年老いた私には到底寝られるような環境ではありません。
サリーも丸くなって寝ていますが、心なしか震えているようです。これだったら車の中の方が暖かく、主人達は寒くないのでしょうか。
6時頃起きた時には私は主人と寝袋の中、サリーには毛布が掛けられてありその中で丸くなって寝ていのであります

キャンプ場の朝
あたりが明るくなって、主人と一緒にテントの回りを散歩して様子が少し分かってきました。まばらですが紅葉もあります、夏場はきっと緑の木がうっそうと繁って、素敵なキャンプ場なんでしょう。
レンタル農場なんかもありますが、随分石がごろごろある畑です。悪いんですがあたりの様子をみて、主人は私だけフリーにしてくれました。そして、大も小も我慢の限界をこえていましたので、堰を切ったように用を足したのでありました。
もちろん大の方は、ビニール袋を車のリヤーウインドウの下にぶら下げて、持ち帰ったのは言うまでもありません

朝食
主人達は朝も焚き火を囲んで、きのうの夜の反省会の続き。今回は私達も加わって、その雰囲気を味わうことができました。
日頃からそんな雰囲気に慣れている友達もいるようで、きのうの夜の反省会もご主人に寄り添って、そっとグラスならぬ耳を傾けていた友達もいたそうです。
ひとしきり朝の反省会も終わったところでキャンプ場を出発、10時半には7台の車が連なって犬山キャンプ場を後にしたのであります。

帰路
帰りは東名高速をひた走り、夕方の6時には無事帰還することができました。天気予報では15日から大寒波の襲来とか、凍り付いて帰ってくることもなく、初めて会うお友達もいて、楽しい2日間の旅をすることができたのでありました
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