2005.6.19 >TOP
もの忘れ 寒い時はいつも履いている靴下も、暖かくなって夏が近くなる今頃は履かない方が心地よく感じます。靴を履く時は仕方ないにしても、そうでない時はついつい脱ぎたくなってしまうものです。

朝の散歩から帰って庭のベンチで朝刊を広げていた主人は、靴をサンダルに履き替えいつの間にか靴下を脱いでいました。
毎日が日曜日の主人ですが、こうして朝食前に庭でのんびりと新聞を広げて読むのは、どういう訳か世の中の目覚めるのが遅い休みの日に限っているのも不思議な気がします。

朝食が終わって私達も居間に戻ってくると、主人が仕切りと探し物をしています。
「またサリーが何処かに持っていったんだろう」
靴下とかスリッパが見当たらなくなると、先ず疑われるのはサリーです。サリーが何処かに咥えて持っていくことが多いので、疑われても仕方ありません。先ほどまで履いていた靴下が、見当たらないと探しているようです。
「ひょっとして、お母さんが洗濯物と一緒に洗濯機に入れたのでは・・・」
次に疑われるのはお母さんです。ほったらかしの主人の後始末は、昔からお母さんの仕事のようになっているからです。
こんなとき、不思議と私が疑われることはありあせん。昔から主人のものを咥えて持っていくことなどしたことが無いからです。

サリーはさっさとソファーで横になって知らん顔、お母さんも覚えがないと取り合わないものですから、主人はもう一度庭で新聞を読むところから思い起こしていました。
いつの間にか靴下を脱いでいて、居間に入ってきた時にはどこにもないところをみると、新聞を読んでいる時に・・・と思い返してその時着ていたチョッキのポケットを探すと、ちゃんと右のポッケに入っているのを見つけたのであります。

「あった、よかった」とは主人の独り言。何事も他人のせいにする主人の癖、これから益々増えてくることが心配な今日の出来事でした。やれやれ。
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