この２、３日の冷え込みには、咲いた桜もさることながら私たちもびっくり。真冬に逆戻りって感じです。
暖冬のつじつま合わせを今頃やられては、生身の生き物はたまったものではありません。これはちょっとオーバーでしたかな。

今年の庭のもちの木は、久しぶりに多くの蕾を持っています。一昨年は実は一つも持ちませんでしたし、去年はほんの少しばかり赤い実をつけました。
去年は花の咲いていたときに沢山の虫がやってきてましたが、そのせいか夏には毛虫が多くわきました。主人はこの毛虫にやられて、右腕がはれ上がった災難に遭っています。今年も用心するに越したことはなさそうです。

このところサリーは主人と一緒に、昔やった訓練の真似事をしています。その影響かどうかわかりませんが、以前にも増して主人の言うことを聞いて私を急き立てるのです。全く主人の舎弟じゃないかと思うぐらいです。
以前から私と一緒に散歩に出掛けるとき、私がぐずぐずしていると私を誘いにきてくれてました。原っぱで遊んでいて、主人の呼び戻しに聞こえぬ振りをしていると、私の所に飛んできてました。
この程度ならかわいいのですが最近は主人の声が聞こえない振りをすると、猛然と私に体当たりをくらわせて、主人の所まで後ろから追い立てるのです。
それでいて、原っぱで私が臭いを拾っていると、サリーもボールをくわえながらどこからかすっ飛んでくるのです。

サリーも年を取ったと見えて、臭いを拾いはじめると口に咥えていたボールをほったらかして、夢中で臭いを嗅ぐのです。
そのうちボールをどこに置いたかわからなくなって主人の所にすっ飛んで行くのですが、主人から「ボールは？」と言われてそこいらあたりを懸命に探すのは、見ていて胸がスーッとします。
余り主人の言うことばかりきかないで、たまには私の言うことも聞いて欲しいものです。ほんと。