’07.4.12
夜明けが早くなるにつれ、私たちの早朝散歩も早くなります。冬と違って裏の原っぱも朝露がびっしり、ついつい主人も原っぱに降りるのでなく近場の散歩に連れて行ってくれます。

繁殖期になったせいか、野鳥の鳴き声が賑やかになりました。この時期はなんと言っても鶯の鳴き声が気を引きます。
主人は小さい頃家で鶯をかっていたこともあり、その鳴き方には結構うるさいです。何でも近くに住んでいたおじさんからいろいろ教えてもらったそうでが、今年の鶯の鳴き方は総じて上手いようです。
なかなかホーホケキョと鳴ける鶯は少なくって、ホーホケキキョは許されるとしても、ホーホケフィやホーホケ!はどうもいただけません。それでも本人はこれが当たり前だと思って、一生懸命相方に呼びかけているのは笑えます。

ひばりやカエルも鳴き始めました。冬の間あんなに群れをなしてうるさかったスズメも、今はちりじりになって二羽で飛んでまわっています。
静かと言えばモズも時々見かけますが、秋から冬にかけてあんなにうるさく鳴いていたのに、今は一言も声を出すことなく飛んでいます。もう自分の縄張りを侵すものもなくなったのでしょうか。
結構賑やかなのがムクドリです。地面で餌を探しているときも、電線や枝に止まっているときも結構何かしゃべっています。よほど話好きな鳥なのでしょう。

家の近くまでくると、大きな松の枝の間から何ともけったいな声がします。カラスの鳴き声には違いないのですが、甘ったれた気持ちの悪い声で鳴き交わしています。
枝の間から見え隠れするのですが、よく見ると二羽で餌の交換をしているようです。こればっかりは聞いているほうが恥ずかしくなるような、甘えた声です。きっと大きな松の枝に巣作りの最中なんでしょうが、鳥達もこれからが最も忙しくなる時期でしょう。