’07.7.3
7月に入ったとたん梅雨らしい日が続いています。
夏至も過ぎて朝も早くから明るいので、この時期雨が降ってないのを確認するとすぐ散歩に出掛けることにしています。
散歩から帰って一休みして朝食、6時にはだいたい食餌も済んでいます。

一昨日のことでした、いつ雨が降ってこないとも限らないと思い、9時になってサリーを連れて散歩に出掛けました。
田植えをしたばかりの時は、曲がりくねって植えられた稲を見てあまり心穏やかではありませんでしたが、今は稲の分けつ(さっそく使わせてもらいます)も終え、稲の葉が田圃一面を覆って曲がって植えられた根元は見えません。
稲を植えてない田圃は葦が茂って、コヨシキリがあの独特のグジュグジュピーと鳴いています。散歩の途中で曇っていた空から薄日がさしてきて、日が射すとさすがに暑いです。

家に近づいた時、暑さで少し荒い息をしていたサリーが急に立ち止まって、朝食べたフードを一気に戻してしまいました。食べてから3時間は経過しているので散歩は差し支えないと思っていましたが、サリーには悪いことをしてしまいました。
その後は特段変わった様子もなく、夕方は少し軽めのフードに常備の整腸剤を混ぜて食べさせました。

そしてきのうの朝、サリーはいつものような元気がありません。
気になって雨は降っていませんでしたが散歩には行かず、原っぱで遊ばせるだけにしました。排便は正常ですがボールを追っかけるでもなく、体がきついのかすぐ草原で横になります。
軽めのフードをやって居間で休ませてやりました。ソファーで横になったり、ひんやりしたフローリングで寝たかと思うとこんどはカーペットで横になったり、全く落ち着きません。
そのうち朝食べたフードを戻してしまいました。戻したフードはその後すぐ食べてしまいましたが、その後もあっちで横になったりこっちで横になったり、見ているとお腹でも痛そうです。それに家の中は涼しいのに、口を開けて荒い呼吸をしています。
長年一緒にいても、物言わぬ犬は哀しいかな飼い主がいろいろと想像するしかありません。
シャンプーで風邪を引かせたのか、日が射しての散歩で熱射病にでもなったか、はたまた牛皮のガムが悪かったのか・・・。

そのまま様子を見ようと思いましたが、胃が痛そうにも見えるのでお昼前になって病院に連れて行くことにしました。
熱は平熱、聴診器での異常も見当たらず、とりあえず風邪の心配はなさそうです。熱射病、天候不順の急性胃炎、内臓の疾患、いろいろ言われましたが、先生も主人が報告するサリーの様子でしか原因を判断するしかありません。
サリーの様子から胃にトラブルがあるのだろうということで、嘔吐や胃炎を抑える薬を処方してもらうことにしました。
きのうの夜は珍しくサリーは自分からケージの中に入って行き、さっさと寝てしまいました。薬のお陰で、胃も少し落ち着いてきたのでしょうか。

そして今朝、心配した夜中のトラブルもなくいつもとあまり変わらないサリーがいました。

何事もなく午後になって、主人達が買い物に出かけている間のことです。私が止めるのも聞かず、サリーは私たちのリードだとか遊び道具の入っている引き出しから、牛皮のガムを器用に引っ張り出したのであります。

主人達が帰ってくると、こともあろうにサリーはそのガムを咥えて出迎えに行ったのであります。驚いたのか喜んだのか、素っ頓狂な声を出して主人が家の中に入ってきました。
居間に入ってきたところで、主人と私の目がばったりと合ってしまいました。

不思議なことに、私の前にもガムがあるではありませんか。