’07.7.6
我が家には一週間前から、一匹のペットが住み着いています

ちょうど一年前の今頃、これと同じペットを連れてきたのですが、三日目に居なくなりました。それではということで翌日も同じペットをつれてきたのですが、これは翌日には居なくなりました。
どうもこのペット、我が家の居心地はあまりよくないようです

その昔主人が小学生の頃、このペットを庭で飼っていたそうです。田舎には餌もたっぷりあって、だんだん大きくなって子供まで産んだそうです。
子供を産むといってもいきなり子供ができる訳ではなくって、五百円玉ほどの平らな袋に卵を産み付けます。そして卵が孵ると、子供たちは殻を破って飛んでいくと言ってました。

悪戯盛りの主人は同じペットを連れてきては、元から居るペットの家へ入れてやると、その家の主は邪魔者が入ってきたといって、取っ組み合いの喧嘩になるそうです。それが面白いといってました。

今度やっと我が家に住み着いたペットは、主人の思惑とは違って、庭の隅っこに住みかを構えました。庭の隅と言ってもお隣の敷地との境で、ここではなかなか自分で餌を捕って食べるのには難しそうな場所です。
ところでこのペット、どうやって自分の住みかを探すのでしょうか。きっと人間と同じように、基盤のしっかりしたところに住みかを作るのでしょう。

そういうわけで住み着いてからというもの、ときどき主人は原っぱで餌になるようなものを捕まえてきては与えてやっています。ペットも食べ物には不自由しないと思って、きっと住み着くようになったものと思います。
自分で餌を捕れないときは、いつまでもじっと待ち続けているようです。
そして、決まって私たちが朝庭に出るころ、自分の住みかを立て替えています。それもサイン入りの住処です。
もうお分かりでしょう、我が家に住み着いたペットが何だか。
いつまで居てくれるのでしょうか、もう居なくなると寂しくなる気がしてきました。