’00.9.30

花見川に通じる散歩道に、桃ちゃんという柴犬の女の子が居ます。わたしはなんとも思ってないんですが、そのうちの前を通ると決まってわたしを威嚇するように唸るンです。名前は可愛いんですがちょっと男勝りな感じがして、わたしとの相性はよくないようです。

今日も主人との散歩で桃ちゃんの家のそばまで来たとき、偶然にも桃ちゃんも散歩に出かけるとこでした。
桃ちゃんの散歩はご主人と奥さんが一緒で、わたし達が家に差し掛かる前でしたので、2、3メートル先を行くような格好で後をつけることになりました。リードを通して急ぐなと言うサインが伝わってきました。

最初の曲がり角に来たときです。 えええ・・・、わたしは思わず主人の顔を見ました。主人も驚いたような顔をしてわたしを見ました。 な・な・なんと桃ちゃんが足を少し上げ、ツ、ツとふた筋ほどおしっこをして、悠然と立ち去って行くではありませんか。男の子のマーキングと全く同じしぐさです。
そんな女の子が居るとは聞いていましたが、目の当たりではじめて見たもんですから、驚いたのなんのホントにびっくりしました。

少し距離を置いて、後を追うように付いて行く格好になりましたが、定番の散歩道、川に行く田圃の中を通る道に入りました。 ええ・・、今度はご主人達を見て驚きました。ご主人と奥さんが後向きになり、後すざリするような格好で歩くではありませんか。桃ちゃんといえば、驚く風でもなくご主人達の横を前を向いて歩いて行ってます。
あまりのことなんで、わたしと主人はじっと立ち止まって後を付いて行くのを止め、その不思議な光景を眺めていました。健康のための歩行でしょうが、これにもホントびっくりしました。

そんなことで、後のことはほとんど記憶に無いまま花見川を見て帰ってきました。ただ夏とは違って、ホントにすがすがしい心地よい空気だけはいつまでも鼻に残っています。