’00.10.1

朝のうちは雨、昼前には上がって夕方は日も差すようになりました。遠くでもう百舌の鳴き声が聞こえます。さあ、夕方の散歩に行く時間。さっきから庭で待っているんですが、散歩に行く気配がありません。
やっと主人がてきました、がすぐに箒を持って隅にたまったわたしの抜け毛の掃除です。どうも散歩ではなさそうです。掃除が終わると、今度はブラシを持ってベンチをコンコンと叩きます。わたしは、はじかれたようにベンチにあがります。ブラッシングが始まりました。

ひとしきりブラシをかけてもらった後、主人はちょっと離れて、わたしに向けて指を差します。しばらくにらめっこが続いて、いつものようにたまらなくなり主人めがけて飛んで行きます。
主人にお尻をポンと叩かれると、今度は興奮して小さな庭を掛け回ります。一回、二回、三回くらい掛けまわった後、主人めがけて飛びかかろうとすると、座れ、待て、のコマンドが飛んできました。

飛びかかるタイミングを逸して仕方なくお座りをしていると、主人は庭の扉を開けて道の方まで出て行きました。わたしは待ての状態で、目だけで主人を追います。
道の真中で立ち止まって、しばらくわたしの方を見てましたが、来い、付けのコマンドです。わたしはすっ飛んで行って、主人の回りを右回りして前に座りました。なぜか付けのコマンドが又出ました。・・・まずいまずい、横でなくて前に座ってしまった。急いで左横に着き直しました。グー、グーとか言われて頭を撫でられた後、又主人は待て、といって庭に戻って行きます。
主人が庭に入ってからは、今度は長い時間沈黙が続きます。どれぐらいの時間待っていたでしょう、来い、のコマンドです。主人の所へ飛んでいって、こんどはレスリングです。

結局散歩には行きませんでしたが、こうして30分くらい主人と遊びました。散歩は1時間位主人と一緒に歩きますが、主人とのスキンシップは今日の方が濃くて、またわたしの満足度も散歩より多かったです。時間じゃーないですね、満足感は。