’99.9.19

あっ、主人が起きて来た。ここはひとついつもの挨拶をしなければ。
「ワーヨー」、主人「おはよう」。わたしは何時の日からか挨拶が出来るようになっていました。あくびをするようにして、声を出すと挨拶のように聞こえるようで、主人からえらく誉められて以来やっている習慣です。
「おい、ラム、おまえの血を調べてもらおうか」・・・・・・?またなにかやらかそうと。

主人が言うには、犬の性格が血液から採った遺伝子で分かるらしいと言うのです。もちろん新聞か何かの受け売りでしょうが、岐阜大の先生が、特定な遺伝子がイヌの性格に関与している可能性があることを示すユニークな研究をまとめたらしいのです。

「イヌの血液から遺伝子を調べて性格を判断、盲導犬や災害救助犬に適したイヌを育てられる」というもので、なんでもある遺伝子の配列の繰り返しが長いほど、好奇心が強いことが分かっているらしいのです。
研究によると、ゴールデンレトリバーとシバイヌのある遺伝子を調べたところ、おとなしいゴールデンレトリバーはこの配列の繰り返しが短く、活発なシバイヌは繰り返しが長かったというものです。

主人の受け売りはそこまでですが、これはどうもおかしいぞ。主人の話を整理すると、
ゴールデンレトリバ=遺伝子の配列が短い=おとなしい=盲導犬に適している
シバイヌ=遺伝子の配列が長い=活発=好奇心が強い
わたしはシバイヌの性格は良く分かりませんが、親戚筋のゴールデンのことは少しは知ってるつもりです。好奇心旺盛で、活発で、何事にも興味津々ですがね。

おとなしいのはおとなしくするしつけを何回も何回も受けて、盲導犬になれたと思ってます。ある遺伝子の配列の繰り返しが短いのは、何か違う性格を示しているのではと、素人考えですが・・・。