’99.9.23 (医療トラブル)

「落ち着いて聞いてください。ミミちゃんが無くなってしまったんです。」
不妊手術をうけさせるため、前日かかりつけの病院に入院させ手術終了を見計 らって病院に電話をかけたところ、冒頭のセリフがかえってきたということです。

こんな話を主人から聞き、医療トラブルがわたしたちの世界にもやってきたかと思いました。このケースは、手術前にひどく暴れて興奮したため毛布をかぶせ麻酔を打ったそうです。その後、通常の不妊手術を終えたが、気が付いてみたら息を引き取っていたというものです。原因が麻酔の措置にあったかどうかは 藪の中です。

飼い主にとっては信じられない出来事でしょうね。獣医さんにしても予想外の展開でしょうが、このようなトラブルが増えているのは事実のようです。
そのために日頃から気おつけていなければならないことは、治療や手術を受ける前の情報を十分受けること(インフォームドコンセント)が大事なんでしょうね。 かかる経費もトラブルの元になるので、事前の確認が必要です。最近は料金表を出す動きがあるようです。

わたしのかかりつけの病院は、ほんとに良心的だとお母さんが感激してました。 不妊手術のときも、タオルを食べて開腹手術をしたときも術後の経過は全く心配なく、大蔵大臣として経費が予想外に安かったことが、それに輪をかけてお母さんを驚かせたようです。

そしてもっと感激したのは、あの迷い込んできた猫の子を病院に連れたいった時の治療費が、事情を聞いて半額にしてもらった事でした。 命はお金に代えられないですが、保険制度の無いわたしたちの医療費はやはりバカにならないですよね、ハイ。