’00.10.28

午前中は気持ちいい秋晴れですが、午後からは曇ってきて夕方からは雨になりました。明日は1日雨模様とか。
庭からぼんやりと裏の野原を見てました。幸い広い野原も雑草が刈られ、子どもの遊び場にはもってこいの空き地です。そんな所に女の子が3人やってきて、ボールで遊び始めました。

わたしは子どもが大好きです。近くに託児所がありますが、お母さんとの散歩は必ずその前を通ります。そして子ども達が外に出ている時は、一緒になって遊んでもらいます。
小学校の前では校庭には入れませんので、運動場の柵の前で子ども達が動き回るのを座っていつまでも見ています。お母さんは帰ろうというのですが、わたしが動こうとしないので困るといつも嘆いています。

野原でボールを追いかけて回る女の子達を見ていると、つい自分もその気になってしらずしらずしっぽを振ってしまっているのです。
「ラムどうした、しっぽなんか振って。ああ、子ども達があそんでいるのか。」家から出てきた主人は、そういってまた家の中に入っていきました。
わたしの夢は膨らんで、あの子達の中に入って一緒にボールを追っかけています。子ども達もボールを取られないようにと、ボールを追っかけます。わたしのしっぽはますます勢い良く振られます。

今週初め、近くの紀州犬の男の子が近所のお姉さんの手に噛みついたと聞きました。どんな状態で、そんなことになったのか状況が良く分かりませんが、ワンちゃんが噛みついたことの事実だけはご近所に知れ渡りました。
そんなことがあると、なかなか近くの子ども達とは遊べなくなります。まして、子ども達と一緒にボール遊びなんぞするのは夢のまた夢になります。そんなことを思いながら、いつまでもしっぽを振って眺めていました。