’00.12.23

暮れも23日、こんなに暖かくっていいのだろうかと思うほど暖かです。天気予報では日本海側は曇りで風が強く北海道は雪とのこと、日本の典型的な冬の天気のようです。
午前中はお母さんの洗濯干しのお手伝い。わたしのお手伝いはただ後ろをついて歩くだけだけど、玄関と庭を行ったり来たり。
お母さんの手すきを見計らってボールを口にくわえ、鼻でお母さんの足をツンツンと突っつくとキャッチボールの始まり。どんな時にも催促するとかまってもらえるのでうれしいです。

午後からは主人と花見川に散歩に出かけました。出掛けにお母さんが、わたしが最近道端の臭いを嗅いで仕方ないと主人に言いつけた事もあって、主人のリードを持つ手に力が入ってます。ここはわたしの得意な使い分け、主人に文句は言わせません。
コースはいつもの下流の浪花橋から上流の汐止橋を往復する、3キロほどの行程です。今日は途中2回にわたって、ちょっと嫌な思いをしました。

1回は浪花橋に行く途中、道に面した庭のそばを歩いていると、中から白と黒の2匹のワンちゃんがわたし目掛けて猛烈に吠えかかってくるのです。庭の端から端まで、わたしに沿って飛びかかりながら2匹で吠えたてるものですから、ついつい首から背中にかけて毛を逆立ててしまいました。わたしはたまらずリードを握っている主人の手を鼻で突つきましたが、主人は「よし」と言うだけでさっさと歩いて行きます。

もう1回は、花見川に沿って汐止橋の近くまで来たとき、やはり散歩で向こうからワンちゃんがやって来ました。わたし達は道の右側に寄り歩いて行くと、向こうのワンちゃんはいきなりワンワンと吠えながら飛び掛ってきました。ワンちゃんの主人がリードを手繰り寄せて事無きを得ましたが、今度はいっきにわたしの背中の毛が逆立ちました。わたしは思わず主人の顔を見ると、主人もわたしを見て「よし」と言って何事もないかのように歩いて行きます。

汐止橋までやって来たとき、主人は珍しく川の土手を降り川のすぐそばまでわたしをつれて行きました。そしてわたしを座らせ主人も座り込みました。それからわたしの頭を撫で、胸をトントンと叩いてくれました。先ほどの興奮がだんだんと静まるのが自分でも分かります。
「ラム、行くか」そう言って立ち上がり、土手を登ってまた川に沿って歩いて行きます。さっきは、主人も興奮してたらたぶんわたしはパニックになっていただろうな・・・そんなことを考えながら家路を急ぎました。・・・帰ると食事が待っている。