’01.6.2

梅雨の合間と言うような晴れの天気、まだ入梅ではないはずですがすっかり梅雨のような感じです。
ネットで見る限り、ワンちゃんの生活場所は圧倒的に家の中というのが最近の傾向のようですが、実際周りを見ると半数以上が屋外のような気がします。わたしも家の中で生活している犬とは言えないでしょう。
寝たり休んだりするゲージは玄関の中にあります。夜はこの玄関にあるゲージの中で寝ます。お昼は、休む時はゲージの中ですが食事や用足しは庭でします。そして食事の後や、用足しの後、庭で日向ぼっこをしたりぼんやり外の景色を眺めたりしますが、つまらなくなると玄関の扉を左前足でノックして玄関にいれてもらいます。散歩は運動と気晴らしで、用足しはしません。

玄関に入ると大体ゲージの中に直行しますが、ゲージに入らず玄関のたたきに座り込むことがあります。そんな時、最近は主人達も無理にゲージに入れとは言わず、わたしをそのままにして部屋の中に入っていきます。
わたしは伏せをして玄関の上がりがまちにあごを乗せ、部屋の様子を目で追います。リビングの扉が開いていると、主人達の様子が見えます。わたしのために開けておいてくれることが多いようです。そうであればわたしを部屋の中に上げて呉れればいいのですが、どうも我が家でのわたしの生活場所は家の中ではないと決めているようです。

「ラムはね、私一人の時とお父さんがいる時じゃ態度がぜんぜん違うんですよ。今日はお父さんがいるからじっと我慢して様子を見ているだけだけど、私一人のときはすぐにのそ〜と上がってくるんだから」 「そ〜かな〜」
リビングでの会話を聞きながら少しうつらうつらして、リビングの中を見るとお母さん一人になっていました。わたしはそっと立ち上がり、リビングの方に向かいました。部屋に入って奥を見ると・・・主人が新聞を読んでるではありませんか、壁があって玄関から見えなかったな〜。
ばつが悪かったのですが、ここは覚悟を決めてと床を嗅いで回っていたのですが 「ラム、ゲージへお帰り」。手に好物のキュウリを持ったお母さんが、わたしの方を向いて言います。わたしはそそくさとゲージに入りました。「又今度ね」
又今度ね・・・そうか、主人の居ない時か。